世界の主要な港湾・新興の港湾の実力、
周辺の物流不動産へ及ぼす影響とは
-世界の港湾レビュー 2022-
経済のグローバル化が進むにつれ、世界的な需要と供給の増加に対応するため、海上輸送は重要性を増しています。世界の商品取引量の80%以上は海上輸送によるものです。その半分以上が海上コンテナで輸送されており、港湾近郊の物流スペースに対する需要が高まっています。 物流費の大部分を占める輸送コストを削減することは、物流の拠点戦略を立てるに際し、考慮すべき重要事項となっているのです。
一方、コロナ禍に加え、ロシアのウクライナ侵攻により、世界の安全保障環境が劇的に変化しました。その結果、歴史的なインフレ、金利の上昇、サプライチェーンの混乱などが発生し、その状況が続いています。それは急激なEコマースの成長とも相まって、産業用不動産、物流施設の需要に拍車をかけています。
本調査が、企業がグローバル・サプライチェーンを強靭化し、適応性の高い物流ソリューションを構築する一助となれば幸いです。
世界の港湾レビュー 2022 進化する世界の港湾と 物流不動産への影響を探る
REPORT CBREリサーチ 2022年12月
本内容は2022年12月に公表された2022 Global Seaport Reviewの内容をもとにしています。(英語版のみ)