ノンデスク産業の課題解消にチャレンジ!令和を代表するメガベンチャーを創る。
国内の人口減少に伴う人材不足や、旧態依然とした非効率な労働環境など、慢性的な課題を抱えるノンデスク産業。物流や建設など、社会を支えるそれらの業界をテクノロジーの力で支援しようと取り組んでいるのが、2019年創業のX Mile株式会社だ。青年二人が立ち上げ、起業5年で急成長。令和を代表するメガベンチャーを目指すという共同創業者兼COOの渡邉氏に訊いた。
X Mile株式会社
COO(共同創業者)
渡邉 悠暉氏

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大学時代の仲間二人で起業し、創業5年で300名が在籍する会社へ
X Mileは、運送ドライバーや建設事業者といった方々が働かれている、ノンデスク産業の課題解消に向け、求人情報を発信するプラットフォームや、経営管理を支援するクラウドサービスを提供しています。代表の野呂寛之は、この会社を立ち上げる以前、東南アジアで電動二輪車や電動三輪車の販売に従事しており、モノが決まった時間に届かない物流のあり方や、日本のような交通ルールがないカオスな、それでいてエネルギッシュな状況に大きな衝撃を受けたといいます。ならば、そのような国に対して、技術や品質が高いとされる日本のビジネスモデルやサービスを輸出できないか、また、そもそも日本国内においても、人材不足や労働環境を改善できないだろうかと考えたことが、X Mileを創業するきっかけになったと聞いています。私自身も、静岡の田舎の出身で、家のすぐ近くの友人の家族が自動車整備工場を経営していたり、そこでタイヤ交換やエンジンのメンテナンスの手伝いをしていたりしたこともあります。なので、私にとってもノンデスク産業は非常に身近で、生活を支える重要な領域だと幼い頃から考えていました。
私と野呂は、もともと同じ大学の出身で、ともに寮生だった仲です。私は1年間、浪人をして入学し、その時彼は2年生。年齢は同じで、学生の頃からことあるごとに、「何か一緒にやろう」と誘われていました。私がX Mileの立ち上げに関わるようになるまで、6回誘われ、5回目までは断っていました。私も別の会社で新規事業の立ち上げに携わり、その仕事に手応えを感じていたので。ただ、6回目の野呂からの誘いは、それまでとは違い、強く印象に残るものでした。食事をしながら、5年、10年先まで見通した事業計画について、事細かに説明してくれる一方、彼はどこまでもポジティブで楽観的。「日本の課題を解決するベンチャーをつくろう!」。そう説得されて、「本当に??」と思ったことを覚えています。しかし、蓋を開けてみれば、創業5年で社員300名規模の企業へと成長。創業1日目から「日本経済にインパクトを与えられるような、メガベンチャーを作るんだ」と熱量と綿密な計画をもとにしてやってはきましたが、二人で立ち上げた会社が実際にここまで成長しているのを思うと、なんだか不思議な思いに駆られます。
3倍の増員を見越してオフィスを移転、「成長の壁」にぶつかることも
創業した2019年には、物流ドライバーの転職を支援するプラットフォーム型のサービスを開始し、受注が取れた時には、缶ビールを手に二人でささやかなお祝いをしたりもしました。会社を立ち上げてからの数ヶ月は、西新宿にあったワンルームの彼の自宅マンションを拠点にしていて、「1,000名が働く会社にしよう!」と、二人で夢を語りあったりも。実際に創業1年目から採用活動も進めていました。とはいえ、2020年春には新卒者10名が入社するというのに、2月末になっても理想に見合う広さのオフィスが見つからなかったり、ドタバタとした場面もありました。結局ギリギリのタイミングで新宿御苑にあった、ワンフロア40坪ほどの雑居ビルへの入居が決まり、入社前の内定者のメンバーに頼んで作業を手伝ってもらうなど、軽トラックを借りて自分たちで引っ越しをしました。あの日は雪も降っていたので、忘れられません。
オフィスの条件としては、従業員数が3倍になっても大丈夫な広さを想定していました。また、ベンチャー企業として大人しく収まらないよう、街の賑わいを感じられる大通りに面したロケーションを選び、コスト面も重視しましたね。従業員が3倍になることを見越したオフィス選びは、それ以降の移転でも条件とし、社員が40名近くになった2021年9月には、同じく新宿御苑の130坪のオフィスへ。会社の近くで暮らす社員には住宅補助を出していたので、その圏内から外れる人が出ないよう、同じエリア内で移転をしました。その頃から、サービスの領域を物流からノンデスク産業全体に広げ、事業の進展とともに人員はさらに拡大していきました。いわゆる「30名の壁」「50名の壁」「100名の壁」と呼ばれる、組織成長の課題に直面することも増えたので、オペレーションのマニュアル化や、中間管理職の育成と権限の委譲などにも取り組みました。また、オフィスも単に広くすればいいというわけにもいかず、会議室などの個室が欲しくなったり、Wi-Fiの速度や空調の効き方が気になりだしたり。社員がオフィスに求めることもそれぞれで、その次の移転ではそれこそトイレの清潔感にもこだわるようになりました。
目指すのは「来たくなるオフィス」、場が持つ力にこだわっていきたい
新宿6丁目にある現在の東京オフィスへの移転を検討しはじめたのは、2023年1月です。以前の130坪のオフィスが手狭になってきた頃で、前年には大阪と福岡にも拠点を設けるなど、加速度的に増員を重ねていました。今のオフィスは以前の数倍ほど。昨年1月時点で見つけていたものの、実際に空きが出て入居できたのはその半年後です。それまでの間は以前のオフィスに加え、新宿6丁目でセカンドオフィスを借りることで、急成長という急場を凌ぎました。現在のオフィスは広いことはもちろん、将来的に同じフロアでさらに増床できる拡張性の高さにも惹かれましたね。
オフィスづくりのコンセプトとしては、「会社に来たくなること」を目指しています。社内のデザイナーと一緒に家具選びから配置決めまで、自分たちでやりました。ベンチャー企業のカルチャーは、誰にでもマッチするものではないと考えていますが、それでも多くの社員を採用することができたのは、オフィスという環境自体が魅力を備え、愛着が深まる場であるからだと思います。そのため、リフレッシュスペースは広めに確保し、メンバー同士で食事をしたり、コミュニケーションを刺激するような家具を置いてみたり。また、時には仕事の合間に、ゆったり仮眠などしてもらえたらと思い、数は少ないですがゆりかごチェアも配置しています。リモートで顔を見て言葉を交わすこともできる時代ですが、そのような場が持つ力にこだわり、メンバー一同が働きやすさや働きがいを感じられる環境を築いていきたいと思います。
X Mileは今年4月、名古屋、広島、仙台にオフィスを開設し、全国6拠点で活動しています。どの会社よりも事業者様をリスペクトし、大切に誠実に支援する会社でありたいとX Mileは考えています。ノンデスク産業に携わる各地の事業者様との距離を縮めることで、ニーズは把握しやすくなり、より信頼される企業への成長を目指しています。私自身も各地の事業者様へ挨拶に伺うなど、DXが叫ばれる時代に汗をかきながら仕事に取り組んでいます。X Mileが掲げるミッションは、「令和を代表するメガベンチャーを創る」です。それを実現するために、きっと長い時間がかかることでしょう。しかし、同じミッションのもとに集った仲間とともに、これからも社員一丸となって事業者様の課題解決に向けて頑張っていきたいと思います。
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