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賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社MFS | 成長ベンチャーに訊く

住宅ローンを必要とするすべての人が、最も有利な条件で借り入れ、借り換えできる」。そのような世界の実現をめざし、オンライン住宅ローンサービスを展開する株式会社MFS。本格始動から7年。対面型、電話型、オンライン型へ事業を進化させてきた。デジタルトランスフォーメーションが加速度的に広がる今、オフィスや今後の展望について、中山田CEOに話をうかがった。
代表取締役CEO 中山田 明 氏

お客様が増えれば増えるほど、
品質向上が見込めるデータビジネス。
ITでどこよりも有利な借入先を導き出す、
住宅ローンファイナンスの専門家集団。

株式会社MFS
代表取締役CEO
中山田 明

株式会社MFS

最適な借り入れ・借り換えを無料で紹介
国内初のオンライン住宅ローンサービス

私たちMFSは、国内初のオンライン住宅ローンサービス「モゲチェック」を提供している会社です。住宅ローンに長年携わってきたファイナンスのプロ集団で、全国の金融機関から金利や審査基準に関する情報を集め、利用者に最も適した住宅ローンの借り入れや借り換えの提案をオンラインで行っています。利用料は無料。ITを活用して金融サービスを提供する、いわゆるフィンテック企業ですね。

起業のきっかけは、日本にそのようなサービスがなかったからです。アメリカなら、家を建てる人と金融機関との間に公平な専門家が立ち、適切な住宅ローンを提案する産業があるのですが、日本では住宅メーカーや工務店とつながりのある金融機関から、住宅資金を借りるケースが多いかと思います。しかし実際には、様々な金融機関が住宅ローンを扱っているので、アメリカのようにお客様に最も有利な住宅ローンを提案できれば、ビジネスになるだろうと考えました。

ただし、住宅ローンはユーザーが金融機関に審査される商品であり、同じ金利であっても人によって借りられる場合と借りられない場合があります。また、金融機関はメガバンクもあれば、地銀に信用金庫、ネット銀行と様々で、審査基準も異なります。まずはその審査基準を知らなければ、選択肢があっても選びようがありません。その部分を私たちが情報を集め、専門家として分かりやすくスコア化したうえで、お客様のニーズや計画に応じた住宅ローンを提案していく。私たちはそこにテクノロジーを活用し、数字をロジカルに分析することで、より有利な住宅ローン、さらには従来のコネクションや人の経験値に左右されない、公平で合理的なサービスを実現しているわけです。

先進のフィンテック企業のつもりが 思わぬ「回り道」を経験

株式会社MFS

登記上は2009年の創業ですが、商号をMFSに変更し、住宅ローンサービスの事業を本格化させたのが2014年10月です。はじめは私一人だったので、仲間を集めようと知り合いに片っ端からメールで連絡し、スタッフが集まりだしたのが、年末から2015年の初頭。それで、まずは千代田区永田町のレンタルオフィスに入居しました。スペースは現在の大手町のオフィスよりもとても狭かったです。永田町を拠点にした理由は特にないのですが、しいて挙げれば、多様な金融サービスが集まる大手町にオフィスを構えるには、まだ少しハードルが高かったからでしょうか。

当初は現在の無料のオンラインサービスではなく、フィンテック企業とは思えないような回り道もしてきました。当時はお客様から成功報酬をいただくビジネスモデルで、安くはない金額をいただく以上は対面型サービスでなければと、2016年にはオフィスとは別に店舗も構えるようになりました。はじめは銀座一丁目近くの京橋に、次に新宿、そして2017年3月には横浜と、 1年で3店舗をオープン。新宿店を開店した時には永田町から本社機能も移し、本店としました。

当時、従業員は3店舗で10数名。一人ひとりのお客様と対面で仕事をしていたのですが、お客様は主に土日に来店され、私たちも土日は張り付いて仕事をするような状態。さらには電話によるローン診断サービスも行っていたので、その時間も確保しておく。労働集約的で限界のある働き方をしていたと思います。しかも結果的には来店のお客様より、電話診断サービスがメインになっていくんです。そこで、経営判断として店舗を畳み、電話診断サービスに舵を切る決断をしました。さらにはチャットAIも導入するなど、お客様も私たちも時間に左右されないようにビジネスモデルを再構築し、2018年6月に現在の大手町のオフィスに拠点を集約。9月には完全に3店舗を閉店しました。

フィンテック企業向けのオフィスで
大手町の立地と信頼度を追い風にする

株式会社MFS

今思えば、店舗をオープンしたのは無駄な投資だったかもしれません。しかし、電話診断サービスやチャットAIに方向転換したことで利用者は増加し、一人ひとりのお客様からいただく報酬も抑えられるようになりました。また、現在入居している大手町のオフィスは、フィンテック企業向けに特化された「FINOLAB(フィノラボ)」というコワーキングスペースです。大手町はありとあらゆるファイナンスサービスが集まっている街なので、日頃やり取りをしている銀行や保険会社など、取引先様も近く、大手町というブランドは会社や事業の信頼度を高めてくれます。また、スタッフたちも誇りを持って業務に取り組めているようです。何よりフィノラボは、アメニティ面が充実しているので、デスクから何から必要なものは事前にそろっていますし、個人的なことを言えば、ドリンクの無料サービスが大のお気に入りです(笑)。

現在スタッフは30名ほどですが、このオフィスに人材を集約したからこそ、コミュニケーションや生産性が高まり、電話診断サービスを進化させて24時間のオンライン、しかも無料で提供できるようになりました。私たちはやはりファイナンスの専門家集団です。電話診断を続けていてはコールセンターを新設するなど、店舗があったときと同様に人海戦術で、本末転倒になっていたことでしょう。その意味でも、大手町のこのオフィスを選んだのは正解だったと思います。

集まりたくなるオフィスを拠点に さらなるシェア拡大へ挑む

株式会社MFS

コロナ禍の1年を経験し、私たちもリモートワーク中心で業務に取り組んできました。オンラインサービスを事業としているので、リモートワークにそれほど不便を感じませんし、世間ではコロナ禍をきっかけにオフィスを廃止したという話も聞きます。しかし私が古い人間だからでしょうか、オフィスをなくすという選択肢は、まったく想像ができません。

浮かんだひらめきをカタチにしたり、ビジネスの種を育むコミュニケーションや新入社員の教育のためにも、オフィスは必要だと思います。今後はエンジニアを中心に増員を計画していますが、彼らはリモートワークに長け、出社の必要性はそれほどありません。それでも出社したくなるオフィス、みんなで集まりたくなるオフィスを築いていきたいです。

また、コロナ禍をきっかけに世間のデジタルトランスフォーメーションは進みつつあり、住宅ローンもオンラインで申し込む動きが広がっています。いずれは不動産売買もオンラインでやり取りされるでしょうし、私たちもファイナンスの効率化という面で寄与できるかと思います。データを活用する私たちのようなビジネスは、利用者が増えれば増えるほど正確さが増し、サービスの品質向上が期待できます。今後もお客様を増やし、まずは日本の住宅市場で10%ぐらいのシェア獲得をめざしていきたいです。そのためにも気軽に「モゲチェック」をお試しいただき、どのような住宅ローンを組めるのか、ぜひ一度ご確認いただきたいですね。

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CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

上記内容は BZ空間誌 2021年夏季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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