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株式会社SCOグループ|成長ベンチャーに訊く

  • 2024年7月10日

人生の大半を占める仕事は楽しくやりたい。社員が愛着も持てるオフィス空間を提供する。

株式会社SCOグループ

全国の歯科医院に向け、決済サービスを中心に様々なテックソリューションを提供する株式会社SCOグループ(旧スマートチェックアウト)。愛着の持てるオフィスづくりの視点で、大手町や丸の内など一等地にこだわりのオフィスを構えてきた。最近は地方への拠点展開も進めている。その独自の拠点戦略を玉井代表に訊いた。

株式会社SCOグループ
代表取締役
玉井 雄介

株式会社SCOグループ 代表取締役 玉井 雄介氏

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株式会社SCOグループ

決済サービス会社を買い取り、歯科医院向けにソリューション提供

SCOグループ(旧スマートチェックアウト)は、歯科医療の業界にテクノロジーでイノベーションを起こすべく、決済代行を中心に、オペレーション業務の改善や医療機器の調達支援など様々なソリューションを提供するメディカルテック事業を展開しています。

創業は2013年ですが、私がこの会社に参画したのは2017年から。元々、決済事業会社で100名ほどの部下を持つ事業部長だった私は、2016年に退職した翌年、縁あってこの会社の代表に就任。現在はこの会社のオーナーでもあります。当社の祖業はオンライン決済によるソリューション事業で、メディカルとは無縁の会社でした。決済システムを持つほかは、社員も顧客もいない状態から、アシスタントを雇い2人でスタートしました。

決済事業は私の専門ですから、ノウハウは持っていました。ただ、会社員時代と同じことをしても面白くないと思い、新たな市場として着目したのが歯科医院だったのです。事業の可能性を探るために、毎日5~6軒の歯科医院への訪問を半年ほど続けると、どの歯科医院も経営に苦労していることが見えてきました。一方で、口腔内の健康を保つことの重要性が世の中に十分に啓発されれば、成長の可能性を秘めた業態であることもわかってきました。そこで2020年にリリースしたのが、歯科医院向けカード決済「Pay Light」です。「キャッシュレス化の波に乗り、3年間で1万件の契約を目指そう!」と、当時3~4人しかいなかった営業に大号令をかけてのスタートでした。

株式会社SCOグループ

人生の大半を占める仕事だからこそ、オフィス空間にはこだわりたい

最初のオフィスは、この会社の元オーナー企業が虎ノ門に借りていたレンタルオフィスをシェアするかたちでした。ところが、虎ノ門ヒルズの開発に伴い立ち退かなくてはならなくなり、2019年、元オーナー企業と一緒に新大手町ビルに移りました。1年ほどで社員が4、5人から15人に増えたのを機に、自分たちの城を築きたいと思い、大手町ビルに60坪のオフィスを借りました。コロナ禍が始まる直前のことでした。

当時の会社の規模からすると、清水の舞台から飛び降りるくらいの勝負。大手町の単価は決して安くありませんが、成功しそうな、キラキラした土地の持ち味に惹かれて拠点構築を決めました。内装にもこだわったのは、コロナ禍だからこそ。たまに集まるオフィスは、仲間と語り合ったり、一緒にお酒を飲んだり、サッカー観戦ができるような場所であってほしいと思ったからです。社員にはよく言うのですが、人生の大半の時間を占めるのが仕事です。そうであれば、楽しく仕事をしたいですよね。生きがいの持てる事業やビジョンを提示するのは当然ですが、行けば癒やされるようなオフィス空間を、会社が担保する必要があると思っています。

ですから、大手町ビルのオフィスではビールサーバーを備え付けたり(これは現在も続けています)、大きなモニター付きのリビングルームのような空間を設けたりしました。また、私は家具が好きなので、デスクチェアはありふれたものではなく、ハーマンミラーで揃えています。こうした会社の思いやこだわりは社員にも伝わり、社員もオフィス空間に対して愛着を持つようになります。それが会社としてのアイデンティティにもつながっていくのではないかと思っています。

大手町ビルには2年ほど入居し、2023年初頭に現在のJPタワーに移転しました。この間の2年でPay Light事業が急成長し、目標に掲げていた「1万件」の契約獲得も達成間近でした。人員も40人にまで増えて、全員を収容するのは不可能な状態。次のステップであるメディカルテックへの事業転換を見据えて、JPタワーに150坪のオフィスを構えました。このビルを選んだのは、「素敵なオフィスを構えて優秀な人材を採用したい」という思いから。オフィス空間はその会社の体を表すので、内装デザインだけでなく、どのようなビルかも重要な要素だと考えています。実際、オフィス空間を大事にすると、優秀なメンバーが集まりますね。

株式会社SCOグループ

リモートでは接点のない歯科医院に、直接赴くために拠点を展開する

このオフィスのこだわりは、入口から入ってすぐのところにある、我々が「コロッセオ」と呼ぶスペースです。ローマのコロッセオをイメージしていて、毎朝10時半から11時まで全社員がここに集まり、リモートの社員もつないで、社員が自ら学んだことをアウトプットする「朝会」を開いています。このスペースをつくった狙いは、社内交流の活性化です。オフィス内は部門ごとにゾーニングされているのですが、部門を超えた話し合いがここで行われたり、時には雑談が生まれたりして、社内の一体感や仲間意識を醸成するのに寄与しています。現在、社員は70名ほど。グループ会社を合わせると90名ほどですが、月に一度は皆で一堂に会してランチビュッフェを開いたり、飲み会を開いたりして集まっています。

東京以外にも、札幌、仙台、大阪、福岡に支社を構えています。コロナ禍でのリモート営業を通じて、おかげさまで1万を超える歯科医院とお取引きさせていただいています。とはいえ、歯科医院は全国に6万8000あり、残りの5万8000の歯科医院にはリモートではリーチできていません。例えば、山間部や農村部にある小さな歯科医院や、テクノロジーに不慣れな高齢の歯医者さんなどにもアプローチしていかなければ、歯科医療の不合理を正して業界を発展させていくことはできません。こういった裾野の歯科医院に直接赴き、対話するために、私たちは全国への拠点展開を進めています。

いずれ手狭になる東京本社の次のオフィスのことも当然考えています。次のオフィスでは、私たちが思い描く未来の歯科医院をショールームで再現し、来客の方々に体験していただける場を設けたいと考えています。

「ベンチャーに訊く」ではインタビュー掲載を希望される企業を募集しております

創業期~現在迄の事業成長に紐づくオフィス変遷や、将来的な事業展望等を中心に記事にいたします。

記事の特性上、原則、代表者様へのインタビュー及び顔写真・オフィス内の写真撮影をさせていただきます。

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上記内容は BZ空間誌 2024年夏季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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