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リニューアブル・ジャパン株式会社 | 成長ベンチャーに訊く

ケーススタディ

2022年11月17日

「持続可能なエネルギーを届け、生き生きと暮らせる未来を実現する」。このビジョンのもと、2012年に創業したリニューアブル・ジャパン株式会社。再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営管理を一気通貫で行い、それを金融と結びつけたビジネスモデルは、創業当時、国内では他に例を見ないものだったという。金融業界出身でリニューアブル・ジャパンの創業者である、代表取締役社長の眞邉勝仁氏に話を訊いた。
リニューアブル・ジャパン株式会社 代表取締役社長 眞邉 勝仁 氏

前途多難の創業から10年。
再生可能エネルギーで、
地域社会を元気にしていく!

リニューアブル・ジャパン株式会社
代表取締役社長
眞邉 勝仁

株式会社カウンターワークス

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復興への思いから生まれた 新しいかたちのビジネスモデル

リニューアブル・ジャパンは、太陽光発電や風力発電、水力発電といった再生可能エネルギー発電所の開発、発電、運営管理までを一気通貫で行うデベロッパーであり、同時にアセットマネージャーとしても事業を展開している会社です。2012年1月に創業し、現在は270名ほどのメンバーが働いています。

創業のきっかけは2011年の東日本大震災。私自身が実際に被災地を訪ねて太陽光による浄水器を寄付した経験から、何か復興につながるお手伝いをできないかと考えていました。原発事故も起きたことから、安心・安全な再生可能エネルギー発電所をつくれば、被災地の復興に役立つだろうと考えたことが現在の事業につながっています。震災以前から、インフラへの投資は注目されていましたし、私自身も前職時代にはインドやスリランカ、ヨーロッパやアメリカなど、海外にある発電所への投資を提案していました。2012年は日本で再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が導入されるタイミングでしたし、私の前職時代の経験とノウハウを活かして、再生可能ネルギーと金融の架け橋になろうと立ち上げたのが、リニューアブル・ジャパンというわけです。

リニューアブル・ジャパン株式会社

前例がないゆえに 前途多難だった創業期

「持続可能なエネルギーを届け、生き生きと暮らせる未来を実現する」。これがリニューアブル・ジャパンの掲げるビジョンです。会社を立ち上げて10年が過ぎた今も、その気持ちに変わりはありません。再生可能エネルギー専業事業者として、再生可能エネルギーの普及・拡大に取り組み、自社の事業を成長させていくことが、カーボンニュートラルの達成につながると考えています。今でこそ、全国各地の自治体や金融機関、エネルギー企業とタッグを組んで事業を行っていますが、設立当初は日本では他に例のないビジネスモデルだったこともあり、苦労した場面も多々ありました。前職の同僚たちに事業の構想を話しても、ともにチャレンジしてくれるメンバーはいませんでした。前例のないビジネスですから、彼らが不安にも思うのも当然です。また、会社の法人口座を開設しようと銀行へ行けば、融資をお願いしたわけでもないのに口座すら開設できないと断られたり、オフィスを借りる際も、数年後に取り壊しが予定されている物件にすら入居を断られる有様でした。

そのため、まずはサービスオフィスに入居して事業をスタートさせました。ただし、そのオフィスに入っていたのは1ヶ月ほどです。創業時はビジネスモデルや事業計画を固めるために、外部のアドバイザーに来社いただくこともあったのですが、サービスオフィスでは会議室の数が限られるので、ミーティングは近くのホテルのロビーで行うなど、工夫をしながら事業を本格化していきました。

リニューアブル・ジャパン株式会社

増床や移転を行い 300坪規模のオフィスを確保

2012年4月には、虎ノ門で50坪ほどのオフィスを借りることができました。虎ノ門は霞ケ関も近く、私たちの取引先となる地方自治体にとっても便利なロケーションです。移転後は社員を増やしていきましたが、当初オフィスに出入りしていたのは、外部スタッフも含めて10名ほど。50坪の空間に小さな社長室と会議室を設けたほかは、社員たちの机がポツポツとある程度でガラガラの印象でした。しかし、社員数が30名を超えたあたりからスペースに余裕がなくなり、別のフロアで25坪の区画を借り増し。しばらくするとそこも増床し、結局このビルでは、2フロア計100坪のスペースを借りてオフィスにしていました。急激にスタッフが増えていったため、その都度、私の社長室も狭くなり、最終的には2畳ぐらいになっていましたね。それで、という訳ではないですが、2016年4月に今のオフィスに移転しました。

現在は、旧オフィスから徒歩3分ほどの距離にある、虎ノ門琴平タワーに入居しています。以前と同じく虎ノ門に位置し、パワースポットとして知られる神社が隣接しているところも気に入っています。移転当初は6階のワンフロアを借りていましたが、その後9階も借りるようになったので、今は合わせて300坪ほどの広さです。また、入居して5年が過ぎた昨年には、アフターコロナに備えてレイアウトの変更を行い、部分的にフリーアドレス制を導入しました。2フロアに分かれていますが、オフィスとしての使い勝手もよく、私の社長室もみんなで集まってミーティングができるくらい広くなりました。

リニューアブル・ジャパン株式会社

コミュニケーションを大切にした 働きやすいオフィスでありたい

リニューアブル・ジャパンは、創業から成長を続け、ようやく少しの余裕が出てきたところです。せっかくですからその分、社員たちが快適に働ける環境をつくっていきたいと考えてます。今のオフィスには休憩室もあり、みんなで集まって食事もできます。また、健康経営の一環として、社員たちの健康づくりに向けたプログラムなども実施するようになりました。

先述のとおり、昨年レイアウトの変更を行ったばかりで、現在は本社社員の採用も以前ほど急いではいません。そのため、しばらくの間は、このオフィスが当社の中核拠点となっていきます。一方で、私たちは毎月のように、全国各地に拠点を開設しています。現在、従業員の4割近くは本社以外で働いており、いずれは本社の人数を超えることでしょう。そうなった場合には、本社を東京に置いておく理由もなくなるかもしれません。ただ、私自身は港区虎ノ門という立地がとても気に入っていますし、東京以外の場所へ移転するとなれば、社員やその家族に負担をかけてしまうので、悩ましいところですね。

いずれにしても、私たちリニューアブル・ジャパンのオフィスは、これからもコミュニケーションの場であることを重視しながら、社員たちが働きやすい環境をつくっていきたいと思います。

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上記内容は BZ空間誌 2022年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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