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ファンズ株式会社 | 成長ベンチャーに訊く

政府が資産所得倍増プランを掲げる今、身近な話題となってきた「資産運用」。長い人生の老後資金をどうするのか頭を悩ませる人は多いが、資産運用にはまだ不安なイメージもつきまとう。そのようななか、「ほったらかしでOK」と気軽な投資を提案しているのが、2016年創業のファンズ株式会社。「資産運用にまとわりつくイメージを払拭したい」と語る代表取締役CEOの藤田氏に、事業やオフィスの変遷について話を訊いた。
代表取締役 CEO 藤田 雄一郎 氏

貸付ファンドのオンラインマーケットを展開!
気軽に資産運用ができる社会をめざす。

ファンズ株式会社
代表取締役 CEO
藤田 雄一郎

ファンズ株式会社

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安心して資産運用を始められるように、従来のイメージを払拭したい

私たちファンズは、貸付ファンドのオンラインマーケット「Funds」を展開している会社です。資産運用といえば、「難しい」「複雑」「怖い」などとイメージされる場合も多いのですが、人生100年時代と言われ、多くの方が資産運用について考えなければならなくなった今、そのようなイメージを払拭し、気軽に資産運用を始められる社会をめざして事業を運営しています。

「Funds」の最大の特徴は、値動きがない固定利回り型商品であることです。「Funds」を通じて上場企業に間接的にお金を貸し出すことができ、一定期間後に元本に加えて利息を受け取ることができます。ほったらかしにできるくらいシンプルな資産運用サービスのため、日中に忙しいビジネスマンや子育て中の主婦の方でも、気負わずに資産運用を始めていただけたらと考えています。

現在の登録ユーザー数は7万人ほど。初めて投資をするという方も多く、実際に主婦の方にも好評をいただいています。ユーザーの半分近くは、SNSで金融商品やお金について学ぶなかで私たちのことを知ってくださり、株のように値動きに関する知識や売買時期を判断するテクニックを必要としない点が喜ばれています。現に投資未経験の方と投資のプロが、同じファンドに投資しても、受け取れる分配金にはまったく差がつきません。手前味噌になりますが、資産運用の初めの一歩としてオススメです。

株式会社KAKEAI

最初の拠点はスタートアップの出世マンション

創業は2016年11月、当時はクラウドポートという社名で、貸付ファンドのオンラインサービスを展開する予定で立ち上げました。ただし、金融業を営む上で必要なライセンスを取得するまでに時間を要します。そのため、創業から準備期間を経たのち、金融商品の比較サイトを2年ほど運営していました。そして、2018年末にライセンスを取得したので比較サイトの事業を売却し、「Funds」1本でサービスを展開するようになりました。

創業メンバーの柴田とは、知り合いの紹介を通じて出会いました。事業プランについて語り合ううちに意気投合し、一緒に会社を始めることになりました。創業時は、柴田が個人オフィスとして借りていた、ワンルームのマンションが拠点。渋谷の桜丘町にあった「シャレー渋谷」という古いマンションで、多数のスタートアップがそこにオフィスを構えていました。部屋に机を五つほど置き、古い物件なので夏は暑く、冬は寒い。しかし、マンション内ですれ違う方はみなさん若く、スタートアップの一員でもある。そのような状況に、私たちも同じベンチャーなんだと、ワクワクしたことを覚えています。また、私自身が新卒で働きはじめた会社も渋谷にあり、暮らしてきたのも渋谷です。土地柄、ホームタウン感もありました。

その後、1年ほどでシャレー渋谷は手狭になり、同じく渋谷区内のビルへ移転。フロアをリノベーションし、他のスタートアップ企業数社とオフィスをシェアしていました。お互いの会社の状況がよくわかるので、一緒に切磋琢磨したり、負けられないと奮闘したり。勢いが感じられる楽しい環境でした。ただ一方で、私たちはまだラインセンスの取得前だったので、ファンドの事業をいつになったら立ち上げられるのか、先の見えないトンネルを走っているような感覚もありました。

株式会社KAKEAI

起業3年目に本命サービス開始 。すぐにファンド枠が埋まった!

金融ライセンスを取得する前は、投資型クラウドファンディングの比較サイトを運営していました。社員も徐々に増えていき、シェアオフィスが手狭になってきたこともあり、私たち単独で同じビル内の別のフロアへ移転しました。約37坪の広さで、2018年末にライセンスを取得したあとは、そこで今のサービス「Funds」をスタートさせました。社員は15名ほどだったと思います。単独のオフィスで、構想していたサービスをようやくリリースできた場所なのですが、他のフロアとは異なり小雨でも雨音がうるさく、執務スペース内にトイレがあるなど、まるで掘っ立て小屋で過ごすような感覚でしたね。時々来客もあったのですが、お客様からはオフィスビルの1室とは思えず、非常に戸惑ったと言われたこともあります。

サービス自体は、一瞬でファンドの枠が埋まるなどリリース初日から好評で、手応えを感じました。その後、社員が20名ほどに増えオフィスがぎゅうぎゅう詰めの状態になったので、2019年の秋に六本木のビルへ移転。広さは80坪程で、大きな窓から自然光が入る明るい雰囲気と、取り壊し予定だったので破格の家賃が決め手でした。内装に少しお金をかけましたし、前のオフィスに比べたら会社らしさも感じられ、社員のみんなも喜んでくれました。ただ、入居後にコロナ禍になったため、メンバー全員がオフィスに集まって仕事をしたのは、わずかな期間になってしまいました。出社するのは全体の1割ぐらい。家賃が安かったことがせめてもの救いでした。

ビジョンを共有するメンバーと資産運用をもっと身近にしていく

現在の恵比寿のオフィスは、約140坪です。社員は約50名で、リモートワークを基本としているため出社率は今も1、2割です。今後2、3年で100名ぐらいへの増員を計画しています。そのうちの7割が出社しても耐えられる広さということで、この広さを選びました。現在はリモートワークが中心で、なかなかカジュアルなコミュニケーションが取れないので、オフィスに来たときにはメンバー同士で語らえるよう、コミュニケーションスペースとカフェスペースを設けました。また、金融に関わる企業なので、透明性や公正性をデザインで表そうと、内装にガラスを多用し、明るさと抜けが感じられるようにしています。私たちはいわゆるフィンテック企業であり、エンジニアやデザイナーも働いています。そのため、従来の金融機関のような堅いイメージではなく、所々に木目調の材や緑を配置するなど、彼らがリラックスして働けるような空間づくりをめざしています。

今後も増員を計画していますが、私たちの事業はプラットフォーム型のビジネスなので、事業の成長スピードに合わせて営業部門を増員していくスタイルとは異なります。資産運用を身近なものにしたいというビジョンに共感いただいたうえで、スタートアップの一員としてそれぞれが力を発揮していく。そのようなメンバーとともに今後も成長を続けたいですね。

株式会社KAKEAI

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上記内容は BZ空間誌 2023年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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