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賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社カウンターワークス | 成長ベンチャーに訊く

ポップアップストアを出店したいテナントと、遊休スペースを有効活用したい不動産オーナーのマッチングサービス「ショップカウンター」を展開する株式会社カウンターワークス。将来的なニーズは見えているが、「細切れの需要と供給のマッチングをいかに効率化できるかが今後の飛躍のカギ」と話すのは、代表取締役CEOの三瓶直樹氏。オフィスの変遷とコロナ後の展望について訊いた。
株式会社カウンターワークス 代表取締役CEO 三瓶 直樹 氏

商業スペースのデジタル化で
商業不動産の効率的な取引を実現。
テナントのリアル出店をサポート。

株式会社カウンターワークス
代表取締役CEO
三瓶 直樹

株式会社カウンターワークス

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

テナントのリアル出店を助ける 商業スペースのマッチングサービス

カウンターワークスは、商業施設や空き店舗などの遊休スペースと、それをポップアップストアや催事などに活用したいテナントとをオンラインでマッチングさせる「ショップカウンター」というサービスを軸に事業展開する会社で、2014年10月に創業しました。

僕は元々、インターネット広告配信会社に勤めていて、小売業や不動産業の経験はありません。ただ、Eコマースの会社の方々とお話しするなかで、「店舗で流通している商品はネット広告だけでも売れるけれど、店舗で流通していなくて、単価の高い商品やサイズや素材をイメージしにくい商品は、ネット広告だけでは売れない」という話を、よく耳にしていました。自分自身、大手小売りチェーンの商品はネットで買うものの、2万円するカッコいい白シャツをネットで見つけたとしても、実物を見ないまま2万円のシャツをいきなりネットでは買えないと思ったんです。だったら、Eコマースの会社も実店舗で展開すればいいと思いましたが、今の商業不動産の商習慣では、契約期間や保証金などの面で柔軟性に欠け、気軽には借りられない。商業地や商業施設の遊休スペースをもっと柔軟に活用したいというニーズは、出店を希望するEコマース側にも、不動産オーナー側にも今後は増えていくと予想して、ショップカウンターを立ち上げたのです。2015年5月のローンチ時点で、まずは貸し手を60軒集めることを目標にしました。不動産オーナーに一軒一軒、電話やメールなど考えつくあらゆる方法で連絡したのですが、初期の頃はそこが一番苦労しましたね。

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シェアオフィスで電話営業 周りの目が気になり3ヶ月で退去

最初は、六本木にある友人の会社の一部を間借りしていました。アルバイトを含めて4人の居候でしたが、4ヶ月後には建物の取り壊しで出て行かなければならなくなり、僕の自宅からそう遠くない目黒のシェアオフィスに移りました。ただ、そこのシェアオフィスの利用者はウェブデザイナーやエンジニアの方々が多く、皆さん静かに仕事をしている。そんな中で、僕らが営業の電話をかけまくっていたら、ちょっと気まずくなってしまったんです。利用のルール上は問題なかったんですけど…。それで3ヶ月後、渋谷の雑居ビルの一室に移りました。このビルは3年後に取り壊しが決まっていて、格安で借りることができました。約10坪の部屋に5人で入居し、退去する2年後には10人まで増えたので、相当にキツキツ。人員の大半は営業担当で、他にシステムエンジニアやデザイナーという体制でした。

その後、2017年2月、目黒のオフィスビルに約50坪のオフィスを借りました。ベンチャーキャピタルから資金を調達して、事業を拡大していた時期です。30人は入れる広さで机が3島ありましたが、当初は10人しかいなくて、みんな端っこの島に固まって座るものだからガランとしていて、かなり広く感じたものです。「がんばらないとな」と思いましたね。目黒は僕の自宅から近く、山手線沿線なのでアクセスもよく、まだリーズナブルな物件もありました。加えて、若者が多い繁華街より、落ち着いた街で仕事がしたいと思ったのが目黒を選んだ理由です。このオフィスでは最終的に25人くらいまでメンバーが増えました。執務室と会議室の仕切りにパーテーションを置くと窮屈なので、会社のロゴ入りののれんで代用していたのが思い出です。

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移転直後にコロナが直撃 オフィス拡張計画も後ろ倒しに

現在のオフィスがある中目黒オークラビルに移転したのは、2020年2月のこと。中目黒は、僕らの主たる営業エリアである銀座、表参道、新宿、渋谷、六本木に1本で行けることや、東京の西側には僕らのようなIT企業が多いことから、採用がしやすいのではと考えて選びました。このオフィスは約90坪ですが、当時の会社の成長度合いや増員ペースから、1年強くらいで拡張のため引っ越す計画でした。しかも、原状回復が条件だったので、それほど費用をかけずに、白を基調としたプレーンで明るい室内に仕上げました。

ところが、移転直後にコロナ禍に見舞われました。2020年4月の緊急事態宣言時に取引額はほ ぼゼロにまで落ち込み、元々の事業計画は後ろ倒しにせざるを得ない時期が2年ほど続きました。それが今、ようやく回復して、今年4月は過去最高の取引高を達成。現在はアルバイトも含めると40人強の人員です。全社的にリモートワークを認めていますが、チームごとの運営方針に従う形にしているので、開発チームはリモートワーク、営業チームはオフィス出勤する人が多いです。新しい価値創造は対面で行うのが効率的ですから、今後オフィスの使い方はハイブリッドになっていくと思いますね。オフィスに行けば仕事がはかどるし、嬉しくなる。そんなオフィスにしていきたいです。

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効率的なシステム構築が成長のカギ 全国を視野に入れた拠点展開も検討

今はまだ利用者の限られた弊社のサービスを、もっと多くの方々に利用していただけるように育てていくことが、僕らが当面やっていくべきことだと思っています。一方、僕らのサービスは、短期の需要と供給のマッチングなので、利用者が増えるほどオペレーションが大変になるのは目に見えています。効率的に取引できる仕組みをどうやって構築していくかが、僕らがベットしているところでもあり、チャレンジだと思っています。また、いずれは短期利用だけでなく、長期リーシングにつなげていけるよう、不動産オーナーが自社物件を管理・活用できる仕組みの提供を今年頭から始めています。

ショップカウンターは、東京を中心とする首都圏から始めて、今では全国規模に広がっています。その土地に拠点があることが信用につながりますから、全国の主要都市に拠点を広げることも考えています。偶然にも結婚を機に地元の福岡に戻るメンバーがいたので、福岡にシェアオフィスを借りて拠点をつくり、引き続き当社で活躍してもらうことにしました。今はリモートでどこででも働けますから、こういう展 開も、今 後 はアリなんだろうと思っています。

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上記内容は BZ空間誌 2022年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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