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ファインディ株式会社|成長ベンチャーに訊く

  • 2025年2月19日

エンジニアと企業をAIの力でマッチング。
人の「技術」を支え、豊かな世界を目指す。

ファインディ株式会社

「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」そうビジョンを掲げているのは、ITエンジニアと企業のマッチングサービスやエンジニア組織支援SaaSなどを展開するファインディ株式会社。創業は2016年。そのきっかけには「技術立国日本を取り戻す」という想いもあったという。起業を思い立った経緯や、比較的短い期間で行われてきたオフィスの移転などについて、代表取締役の山田氏に訊く。

ファインディ株式会社
代表取締役
山田 裕一朗

ファインディ株式会社 代表取締役 山田 裕一朗氏

「ベンチャーに訊く」では
インタビュー掲載を希望される企業を募集しております

ファインディ株式会社

技術を持つエンジニアと、企業をつなぐことをビジネスに

ファインディは、ITエンジニアと企業をつなげるマッチングサービスを主な事業としています。AIを活用し、エンジニアが持ちうる技術と企業の求人条件をもとに最適なマッチングを実現するIT/Webエンジニアの転職サービス「Findy」をはじめ、ハイスキルなフリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をマッチングする「Findy Freelance」のほか、エンジニア組織支援SaaS「Findy Team+(チームプラス)」、開発ツールに特化したレビューサイト「Findy Tools」などを運営しています。現在、全サービスにおける登録エンジニアの数は合計で約20万人、登録企業数は約2,700社を突破し、多くの皆さんにご利用いただいています。

創業は2016年。当初は企業の求人票を解析し、採点するサービスを展開していましたが、売れないだろうなと思っていたらその通り、まったく芽が出ませんでした。ただ、やはりIT業界は、エンジニアの求人が圧倒的に多い状態です。私は新卒で入った企業で生産企画などを担当し、製造業の技術者と密に関わっていましたし、人事評価の仕方など、企業とエンジニア間のギャップを肌身で感じていました。一方、企業側もエンジニアの特性が理解できず、採用に困っている。その差を解消したいと思ったことが、現在の「Findy」というサービスを考えたきっかけになっています。

起業への想いが芽生えたのは、偶然の巡り合わせです。その後、転職したコンサルティング会社で働いていたときに、ベンチャーの方とお会いする機会がありその会社へ転職。そのときに壁にペンキを塗ったり、自分たちでオフィスをつくったり、仕事を生み出していくベンチャーの楽しさを知りました。ファインディはそのときの同僚である現CTO佐藤と共同で立ち上げた会社です。

ファインディ株式会社

増員に伴い、五反田でオフィスを変遷
会社の成長を社員一同で感じたい

創業当初は、友人の会社のオフィスの一部を間借りしていました。単独のオフィスを構えたのは、「Findy」をリリースした2017年。人材紹介事業は国の認可が必要で、条件として専有の面談スペースを設けなければならなかったからです。それで、品川区五反田の雑居ビルに、自分たちのオフィスを構えました。五反田にした理由は営業先となるIT企業が多く、さらには区から融資や補助を受けられたからです。社員は当時4、5名で、サービスが軌道に乗るまでの1年間はそこで活動し、そこで「Findy Freelance」をリリース。その後、同じく五反田の28坪ほどのオフィスへ移転し、2019年夏には100坪くらいのオフィスへ。社員は正社員・業務委託含め50名ほどでした。そして、「Findy Team+」をリリースする2021年には、150坪ほどのオフィスへ移転。2022年には倍以上の広さがある360坪のオフィスへ移り、そのときには社員も100名を超えていました。

会社の移転が社員の通勤や生活に影響を与えるのは避けたいので、移転はずっと五反田付近で行ってきました。2024年4月には現在のオフィスに移り、社員は300名近く、広さは840坪ほどに。これまで2年と経たずに移転を繰り返してきましたが、理由は増員によるスペース不足です。また、企業として少しでも成長し、次のオフィスへ移転したほうが、社員一同で成長を実感できるかと思います。そのため、弊社では、次なる移転に備え、什器類も持ち運びしやすいタイプを選んでいます。

内装にコストをかけるより
社員に還元し、その成長を支えていく

現在のオフィスで重視したのは、社員たちの生産性を高め、コミュニケーションを育むハブとして機能することです。エンジニアにはコミュニティで学ぶ機会が必要なので、イベントスペースを設け、他の企業にも貸し出すなど、交流が生まれやすいように工夫しました。

ファインディ株式会社最大100名を収容できるイベントスペース

また、会社周辺には飲食店も多く、マネージャーや事業部長とランチをする際には会社から補助を出しています。コロナ禍以降、働き方や勤務時間に幅は見られますが、ビジネスサイドは出社とテレワークをハイブリッドで使い分けており、部署によって出社日を統一することでオフラインでの議論活性化を目指しています。イベントがある日を中心に基本在宅勤務のエンジニアも集まりますし、飲み会をするなど、コミュニティ活動も広がっているので、その点は当初の狙いどおりです。

弊社はこれまでも社員の育成や研修に予算をかけてきました。オフィスの内装にコストをかけるくらいなら、その分を社員や会社の成長につなげたいというのが、私の考えです。一方、座席は固定制で、経営判断に基づいて適材適所に席を設けた方が、事業に即したコミュニケーションが生まれやすいと考えました。新入社員にはメンターに近い席を設けるなど、その都度、席替えも行っていますし、現在も月に5~10名の入社があるので、毎月のように席替えをしている状況です。

インド進出を皮切りにグローバル展開加速、技術立国日本を取り戻したい

現在の成長ペースを考えると、次は同じビル内で増床するくらいが、ちょうど良いかもしれません。無理をして大きなオフィスを借りても身の丈に合わなかったり、満足しすぎてハングリー精神がなくなってしまうのは、避けたいところです。

また、「Findy Team+」は海外展開を目指しており、すでに実を結びつつあるインドを中心にグローバル展開も加速中です。ただし、海外でビジネスを軌道に乗せるためには、やはり時間が必要。そのため、できる範囲でチャレンジを続けていきたいと思っています。一方、国内では日本企業が海外で活躍できるよう、DXなどで支援をしていきたいです。ファインディには技術立国日本を取り戻したいという想いがあり、ITの力で海外でも勝てる産業を生み出し、次の世代にも豊かさを残していきたいですね。

ファインディ株式会社

「ベンチャーに訊く」ではインタビュー掲載を希望される企業を募集しております

創業期~現在迄の事業成長に紐づくオフィス変遷や、将来的な事業展望等を中心に記事にいたします。

記事の特性上、原則、代表者様へのインタビュー及び顔写真・オフィス内の写真撮影をさせていただきます。

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上記内容は BZ空間誌 2024年冬季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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