配線のないデジタル世界を実現するためにどんなことも泥臭くやり抜く!
スマートフォンの充電など、生活に身近なものになりつつあるワイヤレス給電。そのポテンシャルに着目し、医療を出発点として、ビルや工場を舞台に配線のないデジタル世界の実現を目指しているのがエイターリンク株式会社だ。同社のビジネスやワークプレイスに対する考えを、ビルマネジメント事業を統括する田中卓巳氏に訊いた。
エイターリンク株式会社
グローバル事業兼新規事業統括マネージャー
田中 卓巳氏

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様々な領域で実装を急ぐ「ワイヤレス給電」
エイターリンクは、長距離ワイヤレス給電技術の社会実装を目指している企業です。2020年に創業し、6期目を迎えました。事業の原点は、代表取締役CEOの岩佐が、米国スタンフォード大学で心臓のペースメーカーなどのワイヤレス給電化を研究していた取締役CTOの田邉と出会い、その可能性について熱く語りあったことにあります。
現在、我々の事業領域は医療分野だけに留まりません。私が統括するビルマネジメント事業においては、ワイヤレス給電による空調の省エネ化など、ビルのDXにおけるソリューションを提供。また、FA(ファクトリーオートメーション)事業では、工場の製造ラインに設置された各種センサーをワイヤレス化し、可動部の断線による生産停止リスクの低減や、高速データ通信の実現などにも取り組んでいます。
私自身は2022年にジョインしましたが、以前はエンジニアとしてカリフォルニアのシリコンバレーで働いていました。カリフォルニアは年間を通して気候が安定しているので、オフィスが暑かったり寒すぎたりすることがありません。しかし、日本のオフィスはそうではなく、強い温度ムラを体験しました。働く場の快適性は生産性にもつながる大切な要素であり、私が携わるビルマネジメント事業に通じる原体験かもしれません。
出会いと成長の場になったインキュベーション施設
創業当初はメンバーの自宅で、その後は無料で借りられた倉庫や秋葉原の小さなコワーキングスペースを利用していたと聞いています。私が入社した2022年当時でもまだ15人ぐらいの組織規模で、大手町のインキュベーション施設を拠点にしていました。
オフィスらしいオフィスに初めて入居したのが同施設であり、様々な企業との接点が生まれ、私たちの活動の幅が広がりました。しかし、社員が30人になる頃にはスペースのゆとりがない状態に。また、開発用の機材が多く、設置にあたり所定の耐荷重も求められるなど、次のオフィス探しはかなり難航しました。ようやく見つかったのが、大手町で知己を得た企業の方にご紹介いただいた、錦糸町のスタートアップ支援拠点。大手町には別の部門を残し、ビルマネジメント部門が錦糸町へ移ることになりました。
泥臭いことも自分たちでやり抜き、ビジネスの知見を深めていく
錦糸町では2フロアを借りていました。事業開発に必要なことは何でも手作業でやりましたし、引越作業はもちろん、その後の増員の際は自分たちで机を増設するなど、オフィスづくりを都度、自分たちでしてきたのがよい思い出です。オフィスに適した環境や快適性、コミュニケーションのあり方など、ビルマネジメント事業にもつながる視点を、身をもって養うことができました。
このような泥臭い作業は、我々が非常に重要視する「一次情報を自ら取りに行く」といったビジネスの姿勢にも通じます。弊社のカルチャーであり、今後もずっと変わらないスタイルだと思います。
ワイヤレス給電で配線のないデジタル世界へ
現在、社員は100人に達するまでに拡大しています。今年5月には、東京駅すぐそばの丸の内「三菱ビル」へ移転。ワンフロアですが、錦糸町で借りていた2フロアを足したくらいの広さがあります。階を移動する手間がなくなったので社員同士のやりとりがしやすく、業務のスピード感は増しました。また、丸の内は交通の便がよく、成長期の私たちにとっては採用面でも有利です。出張もしやすいので、国内外からのゲストにも負担をかけないと思います。
現オフィスは、私たちの事業に欠かせない研究開発を行いやすい環境であり、そのような条件も入居の決め手です。今後はソフト面でも、ケータリングサービスやジム、サウナを利用できる制度を導入するなど、社内の福利厚生を工夫し、社員が生産性を高められる快適なワークプレイスにしたいと思います。
電波の取り扱いには国ごとで異なる規制があり、私たちは開発や実験を比較的行いやすい米国インディアナポリスにも拠点を設けるなど、柔軟な拠点戦略を取っています。ワイヤレス給電が求められる現場は、商業施設や工場、データセンターなど、今後広がる一方。すでに海外でのプロジェクトも動いています。「ワイヤレス給電で配線のない“デジタル世界”を実現する」。このビジョンのもと、今後も世界を舞台に成長を続けたいです。
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