金沢駅周辺で空室消化が進み、企業ニーズを満たす物件が減少。
3期ぶりに空室率低下
金沢市の2014年12月期の空室率は13.8%と前期(同年9月期)から0.5ポイント低下し、3期ぶりに空室が減少に転じた。
今期の空室率低下の要因としては、金沢駅周辺の大型ビルで、ある程度まとまった面積での空室消化が見られたことや、小規模面積だが館内増床や新規出店が散見されたことが挙げられる。
企業が希望するエリアは、従前通り金沢駅周辺に集中しており、駅前の大型ビルに関しては満室に近づいていることも相まって、賃料水準見直しの動きが出てきている。また、近隣の中小規模のビルにおいても追従する動きが見受けられる。
需要の傾向としては、サービス系の企業や飲食・物販店舗の新設の動きと、大規模オフィスへの集約や立地改善目的移転の動きが目を引くものの、企業が要望する条件を満たすことができる物件は限られているため、需要と供給の間にギャップが生じている。これらの需要は、北陸新幹線開業を見込んでの動きと推測されるが、実際に開業した後、金沢駅周辺および市内中心部ともに、どのような影響が出てくるか、注視していく必要があるだろう。
金沢営業所 島幹雄
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相場表
| 種別 | 賃料(共益費込) | 需給の動向 | 空室率 推移 |
|---|---|---|---|
| 金沢市(中心部) | 7,500~9,500 円/坪 | 需要の金沢駅周辺への偏重傾向は変わらず。入居希望テナントの業態とビルの運用面が折り合わないケースが見受けられる。 | |
| 金沢駅周辺 | 8,500~12,000 円/坪 | 一部のビルでは空室消化が進む半面、面積のミスマッチや駐車場確保の難により、空室が長期化するビルも存在する。 | ![]() |
| 富山 | 7,500~11,000 円/坪 | 富山駅周辺のビルにて若干の動きはあるが、依然として駐車場の確保に難がある状況は変わらず。 | - |
| 福井 | 7,000~9,000 円/坪 | 需要と供給ともに大きな変化はなし。需要は、福井駅周辺での小規模新規開設が中心。 | - |
| 倉庫・配送センター 市内 |
2,000~3,000 円/坪 | 継続して100坪前後の需要が多いが、市場に供給が少ないため、物件の希少価値が上がっている。 | - |
| 倉庫・配送センター 市外 |
2,000~2,500 円/坪 | 500坪クラスのニーズが多いものの、対応できる物件が非常に乏しく、供給不足の感は否めない。 | - |
| 空室率推移凡例: | 上昇 | やや上昇 | 横ばい | やや低下 | 低下 |
※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー㈱社員におたずねください。
文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。
