建設業界の業務効率化を支援。現場もオフィスも、もっと楽しく!
クラウドを活用し、建設現場の業務効率化とペーパーレス化を実現する建築図面・現場管理サービス「SPIDERPLUS」。まだまだアナログ業務が多かった2011年、建設業界に向けてこれをリリースしたのが、スパイダープラス株式会社だ。2022年には創業25周年を迎え、現在社員は300名を超える。代表取締役社長CEOの伊藤氏に、これまでの変遷を訊いた。
スパイダープラス株式会社
代表取締役社長CEO
伊藤 謙自氏

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断熱工事の会社を立ち上げ、建設DXへ事業領域を広げる
スパイダープラスは、建設現場の業務の効率化を支援し、仕事をもっとラクにするサービス「SPIDERPLUS」を提供している会社です。現場の図面や写真データをクラウド上で管理することによって、建設現場に持ち込んだタブレット端末で、資料の閲覧や帳票の作成、電子黒板などの機能が使えるようになります。
創業は1997年。建設資材の商社や断熱工事の会社に勤めていた私が、独立して起業したのが原点です。断熱工事の職人として現場にも出て、2000年には事業拡大を目指して法人化。仕事の依頼が増える一方、当時は事務作業の多くがアナログだったので、その分の時間も大幅にかかるように。中でも手を焼いたのが、発注先から送られてきた図面をもとに見積りを出す積算の作業です。施工箇所の配管やダクトを種類ごとに色鉛筆で色分けし、三角スケールを使って長さをメモ、さらには同じ管でも太さが異なればそれもチェックしていく。大きな案件では、図面がドサッと百枚ほど送られてくるので、気が遠くなるほどでしたね。それで、古くからの友人であり、弊社の現執行役員である増田寛雄が、もともとSIerで仕事をしていたので、自動の積算システムを開発できないか聞いてみたのです。そうしたら、できると。いざできあがったシステムを使ってみると、1ヶ月かかっていた積算がわずか3日で終わりました。作業時間が大幅に短縮され、紙もいらないし、人と比べて間違いも少ない。すごいものをつくったなと、驚きました。それで、2010年になると初代iPadが発売されることになりましたし、この積算システムを販売しようと、増田と別の会社を立ち上げ、建設DX事業を開始。翌年、建設業界のさまざまな業種で使えるサービスとして機能をブラッシュアップした、「SPIDERPLUS」をリリースしました。
2012年には、その別会社を吸収合併し、2020年には会社名もサービス名と同じスパイダープラスに。建設業界の仕事や業務を理解している会社が手がけたということで、サービスはリリース後の早い段階から評価をいただけましたし、その点こそが私たちの強みです。
立地や内装にこだわることも大切!そう気付かされたオフィスの移転遍歴
創業当初は、自宅を仕事場にしていました。その後、2000年に法人化したタイミングで、池袋のSOHO向けマンションへ。10帖ぐらいの部屋で、私と事務員など、2、3人で仕事をしていました。しかし、そのマンションに加え、資材置き場と駐車場を別の場所で借りていたので、出ていく費用も多く、そこがネックに。それで、板橋区の古いマンションの1階に空き店舗を見つけ、引っ越すことにしました。
リノベーションに充てる資金はなく、店舗を事務所兼資材置き場として使い、事務所の前には車を3台停めることができました。池袋のマンションと比べて賃料は安く、売上も伸びていたのですが、一方で社員を募集すると、なぜか応募はゼロ。理由を探ると、不便な立地であったりマンションが古かったり、社内の見映えも良くないと。人手が集まらないのは困るので、2008年、先行投資のつもりで南池袋のビルへ移り、オフィスの内装も綺麗なデザインにし、倉庫も別の場所に借りることにしました。その結果、求人への応募は増え、スタッフは10人ぐらいになりました。当初はオフィスにも随分とゆとりがあり、スカスカ状態でしたね。状況が一転したのは、建設DX事業を始めてからです。プロダクトを開発するエンジニアと販売を担当する営業スタッフを雇い、お客様が増えればさらなる増員が必要に。最終的には手狭になり、2017年に東池袋のビルへ移転しました。
東池袋のビルでは、当初フロアの3分の2ほどの区画を借りていましたが、増床したり別フロアにも部屋を借りたり、社員も80名近くに。その一方、同じビル内でもメンバーの働く場所がバラけて、コミュニケーションが希薄になってしまいました。そこで2022年に移転してきたのが、現在の住友不動産虎ノ門タワーのオフィスです。
楽しく働いてもらえるように、より良い職場環境を提供していく
いまのオフィスは2フロアで吹き抜けがあり、中階段でつながっています。27階と28階なので眺めも良く、フリーアドレス制のため、各自好きな場所で仕事ができるようになっています。特に27階は、ビジネス書から漫画までが揃う書棚やソファ席を設けるなど、社員たちはリフレッシュスペース的に使っています。取引先様や採用面接に来る方にも、吹き抜けのある2フロアのオフィスは好印象のようです。
吹き抜けはオフィスを選ぶ際の決め手でした。また、このビル自体は、私が建設資材の商社に勤めていたときに建てられたもので、実は19、20歳の頃の私がまさに資材を運び入れていたビルなのです。もちろん当時は、まさかそのビルで働く社長になるとは思っておらず、何か強い縁を感じました。
弊社は2021年に上場し、その3年後に300人規模の会社になる計画を立てていました。あれから3年半が経った現在、社員は300名を超えています。今後は1,000人規模の企業への成長を目指しており、そのときには今の3、4倍の広さのオフィスが必要です。10年後もこのオフィスにいたとしたら、成長のない会社になってしまいますし、移転当初は感動していた社員たちも、変わらない職場に飽きてしまうことでしょう。社員たちのモチベーションを高めたり、この会社で働きたいと思ってもらうためにも、オフィスは大きなウエイトを占めています。いかにその場所で楽しく仕事ができるか。ビジネスを成長させるためにも、より良い職場環境を社員たちに提供していくことが当たり前だと、私は思います。
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創業期~現在迄の事業成長に紐づくオフィス変遷や、将来的な事業展望等を中心に記事にいたします。
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