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賃貸オフィス・事務所の記事

Idein株式会社 | 成長ベンチャーに訊く

国内シェアNo.1!
AIの社会実装に向け、
プラットフォーム開発に邁進する。

idein株式会社

「最新技術を誰もが手軽に利用できるプラットフォームを創りたい」。その想いをもとに創業されたのが、コンピュータの研究者であった中村晃一氏が代表を務めるIdein株式会社だ。2015年に起業し、2020年にエッジAIプラットフォーム「Actcast」をリリース。そのシェアは現在、国内トップを誇る。創業のきっかけからオフィスの変遷、そして将来の展望まで、中村氏に語ってもらった。

Idein株式会
代表取締役/CEO
中村 晃一

idein株式会 代表取締役/CEO 中村 晃一

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CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

エッジAIの可能性を広げるプラットフォーム事業を展開

私たちIdein(イデイン)は、画像や音声を解析するAI技術を使って、様々な現場のビッグデータを集めるプラットフォームサービスを提供しています。例えば、コンビニエンスストアにどのようなお客様がいらっしゃるのか、あるいは広告効果の分析や、工場における業務の効率化、さらにはスマートシティ分野における安全監視など、従来は人が判断していたものをAIに置き換え、大規模かつリアルタイムに処理する基盤システムをお届けしています。

現在そのようにAIを活用するビジネスモデルは増えていますが、弊社のシステムのポイントは、カメラやセンサーなど、現場のデバイス自体にAIを搭載しているところです。エッジAIといわれるもので、デバイス側で情報の処理と解析を行うため、クラウドに送信されるのは数値などの結果データのみ。クラウドに映像データが送られることはなく、プライバシーの保護や機密情報の漏洩リスクを低減できるメリットがあります。映像データと比べ、通信やサーバーのコストも安く抑えられるので、そのような点も弊社のシステムを活用しているお客様に喜ばれています。

普段の生活で目や手にするサービスの裏側の話なので、理解しにくいことかもしれません。しかし、AIが社会に実装されていくにあたり、地味ながらもとても重要な部分です。そのようなシステムをインフラのようにしていくには、開発コストがかかり、泥臭く大変な面もあるのですが、その部分こそ、Ideinが取り組むべき仕事だと考えています。

Idein株式会社

創業時の拠点は、まるで「倉庫」
憧れから選んだ環境で事業をスタート

創業は2015年4月。起業する以前、私はコンピュータの研究者でした。その時、ある医師から入院中の患者さんの様子を見守るために、AIを搭載した電球型カメラの製作を依頼されたことが起業のきっかけです。従来の電球のように天井に差し込むだけで、患者さんはもちろん、家庭なら赤ちゃんの様子を見ることができたり、お店なら防犯にも活用できます。依頼から半年後にはIdeinを立ち上げ、当初はデバイス内部の基板の設計から3Dプリンターを使った筐体の試作まで、ハードウェアに関する開発は私一人で行っていました。ただ、ベンチャー企業ですから、それを量産していくには資金面のハードルが高く、結局はハードウェアより、自分が得意としていたソフトウェアの開発に重点を置くようになりました。結果的にローンチまで5年の歳月を要しましたが、それがいま私たちが提供しているエッジAIプラットフォームの「Actcast」です。

現在、社員は役員も含め80名近く。Actcastをリリースした2020年は40名以下の会社で、メンバーのほとんどがエンジニアでした。その後、営業などを担当する事業開発部門を立ち上げ、ここ3年間はそちらのメンバーが増えています。

創業時から千代田区の神保町を拠点にしており、現在入居しているのは五つ目のオフィスです。最初のオフィスは、古いビルのワンフロアを細かく仕切っただけの1室で、まるで倉庫のような環境でした。壁はコンクリートの打ちっ放し、天井は配管がむき出しで、窓はあったもののエアコンはなく、ホームセンターで買ってきた木の板を置いて机にしていました。メンバーが5人集まればキツキツの状態でしたが、アメリカの若者がガレージで創業する感覚に憧れていた部分もありましたね。

Idein株式会社

コロナ禍で規模を縮小したもののオフィスはずっと神保町

2017年1月には、神保町で二つ目のオフィスに移転しました。人材の確保や開発に力を入れるフェーズのため、オフィスにはコストをかけることができず、商店街にあった雑居ビルのワンフロアを借りました。会議室にあるような横長の机を置いたほかは、できるだけ空間を広く使えるように壁は設けず、ホワイトボードを間仕切りにしたり。メンバーが10名ほどになるまで1年ほど入居していました。

翌年1月には同じ商店街の66坪のオフィスへ移転。執務スペースのほかに会議室が一つありましたが、最終的には社員が20名ほどに。2019年3月には四つ目のオフィスに移りました。ワンフロアが710坪あるオフィスビルで、そのうちの150坪の区画に入居しました。増員を見越して移転したので、20名で入居したときには広く感じたことを覚えています。移転先を探す際には日本橋方面なども検討しましたが、最終的には以前と同じ神保町での移転となりました。メンバーの多くは神保町周辺に暮らしているので、通勤がしやすく、ランチに行く店も充実しているなど、快適なんですね。ただ、移転した1年後にはコロナ禍になり、広いオフィスに私一人だけが出勤するということもあったほどです。以前のオフィスに比べたらコストもかかっていますし、それならば規模を縮小しようと、2021年12月、今のオフィスに引っ越して来ました。

Idein株式会社

社員・顧客・パートナー企業など
あらゆる関係性を考慮していく

現在は3フロアに分かれていて、合わせても90坪ほどの広さです。新築で比較的自由に内装を工事できたので、ラボスペースを自分たちでつくり、ショールーム的なフロアを設けたほか、ゲストをもてなすキッチンや音楽を流すDJブースも設けています。やはり顔を合わせたコミュニケーションが大事だと考えているので、コロナ禍が落ち着いたあと、いかに社員たちにオフィスに来てもらうか。福利厚生なども含め、今後のオフィスのあり方については考えている最中です。

プラットフォーム事業は幅広い分野での活用が見込め、顧客も増えつつあります。その一方、様々な方面に私たちのプロダクトが広がっていく過渡期ともいえます。その過程では、顧客をはじめ、各分野のパートナー企業との連携が重要になってきます。現在はそのような状況を想定しながらマーケットを分析したり、今後の採用計画について検討したり。将来的にはIdeinのメンバーはもちろん、パートナー企業の皆さんと同じオフィスで働く可能性も考えられます。まだまだ想像の範囲を出ませんが、そのときには一層Ideinらしさが反映されたユニークなオフィスになると思います。

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上記内容は BZ空間誌 2023年夏季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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