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株式会社Fusic|成長ベンチャーに訊く

  • 2025年11月12日

仕事と暮らしがともに満たされる街・福岡で、
今後も理想のワークプレイスを追求したい。

株式会社Fusic

AIやクラウドなど最先端技術で顧客の課題解決を支援する株式会社Fusic。福岡で創業し、急成長を続ける同社の根底には、常に変化を恐れない企業文化と、それを育むワークプレイスへの想いがあった。事業成長とともにオフィスをどう進化させてきたのか。副社長の浜崎陽一郎氏に、人と技術が集う「器」づくりについて訊いた。

株式会社Fusic
取締役副社長
浜崎 陽一郎

株式会社Fusic 取締役副社長 浜崎 陽一郎氏

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株式会社Fusic

大学の研究室から始まった、人が集まる「器」づくり

私たちは福岡を拠点に、コンサルティングからシステム開発、運用までをワンストップで提供するIT企業です。とくにクラウドやAI技術を得意とし、お客様のDX推進を伴走支援しています。私たちの真の強みは、特定の技術に固執せず、常に学び、組み合わせる「技術結合力」。この「変化し続ける」というDNAは、創業時から変わりません。

私と代表の納富貞嘉が九州大学の大学院生だった2003年頃に会社を立ち上げたのですが、根底には「人が集まるような器を福岡に創りたい」という漠然とした想いがありました。創業当初のオフィスは大学の研究室の一室で、大学にはインフラ面でも手厚く支援していただきました。当時はとにかくがむしゃらで、ある方に言われた「今日の飯を食えない奴が明日の飯を食うな」という言葉を胸に、目の前の仕事に必死でしたね。

株式会社Fusic

成長とともに拡張するオフィス、変わらない「福岡」という選択

創業から3年が経った2006年、社員が増えたので、福岡の大名に初のオフィスを構えました。30坪ほどの小さな空間でしたが、自分たちの城ができたことは感慨深かったです。しかし、事業の成長は想像以上で、1、2年で10人ほどに増え、すぐに次のステージを考え始めました。2008年には、福岡市中央区・赤坂を代表するビルへ移転。最初は80坪ほどでしたが、後に隣の部屋も借りて拡張し、やっとオフィスらしいオフィスになったと感じたのがこの頃です。お客様をお招きすることも増え、会議室を複数設けて見栄えも意識するようになりました。

オフィスを選ぶ上では福岡市の中心部、とくに駅に近い立地を重視しています。現在のオフィスもそうですが、多くの社員がドアツードアで30分以内に通勤でき、仕事以外の時間も豊かに過ごせるような場所を選んできました。食や住環境を含め、生活と仕事のバランスを取るという意味において、福岡は東京以上の魅力を持っていると思います。また、現在に至るまでずっと福岡を本拠地としながらも、東京からの売り上げが常に半分程度を占めるなど、全国規模でビジネスを行ううえでも差し支えはありません。創業時の想いと変わらず、福岡を拠点にし続けてきた理由がここにあります。

株式会社Fusic

コロナ禍で見せた先見性と、「来たくなるオフィス」への逆張り

私たちの機動力が試されたのが、コロナ禍でした。実は、パンデミック以前からフレックス制や一部リモートワークを導入しており、いずれオフィスの役割が「来るのが当たり前の場所」から「いかに来てもらうかを考える場所」へと変わるだろうという予感はあったのです。変化の予兆をいち早く察知し、先手を打つ。これも私たちの常とするところです。2020年にクルーズ船での集団感染のニュースが出始めた頃には、専門家の話から「これは大変なことになる」と直感。世間が混乱に陥るよりも前に、当時浜松町にあった東京のオフィスを解約しました。

その後パンデミックが長期化し、多くの企業がオフィスから遠ざかる中、今度は逆張りの発想で動きました。もともと、私たちはフルリモートには否定的で、リアルなコミュニケーションの価値を信じていたので、 「コロナが明けたら、人は必ず集まりたくなる」と予測したのです。社員が誰もいない期間を利用して、二度にわたってオフィスの大改装を断行。社内外の人が集えるイベントスペースを設けるなど、「来たくなる仕掛け」を施しました。

株式会社Fusic

未来を創るワークプレイスは、今後も多様な個性が集う場所に

現在、本社機能は3つのビルに分散し、合計で約130席を構えていますが、これは手狭になったことによる苦肉の策です。理想を言えば、やはり全社員が一つの空間で働けるワンフロアがベスト。福岡の再開発も進んでいますし、将来的にはそうした場所への統合も視野に入れています。働く環境の選択肢と余裕は常に追求したい。一人ひとりの占有スペースにゆとりを持たせ、気分に合わせて場所を選べるような、そんな遊びのある空間が理想ですね。

とはいえ、現状でも工夫はしています。その象徴が、2024年に開設した「オープンオフィス」。社内外のエンジニアが集う技術イベントを開催したり、時には他社に場所を貸したりと、多様な交流拠点として機能させています。

私たちの組織は、よく「動物園」に例えられます。いろんな個性を持つメンバーが集まって、いつも賑やかで、いい意味でうるさい(笑)。採用においても、能力以上に私たちのカルチャーに合うかを重視しています。そんな多様な個性が集い、自由にコミュニケーションを交わす中から、お客様の期待を超える「おせっかい」が生まれる。私たちのオフィスは、そのための「器」でなければならない。これからも変化を続けながら、人と技術が交わるワークプレイスを、この福岡の地で追求していきたいと考えています。

「ベンチャーに訊く」ではインタビュー掲載を希望される企業を募集しております

創業期~現在迄の事業成長に紐づくオフィス変遷や、将来的な事業展望等を中心に記事にいたします。

記事の特性上、原則、代表者様へのインタビュー及び顔写真・オフィス内の写真撮影をさせていただきます。

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上記内容は BZ空間誌 2025年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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