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オフィスマーケットに見るバブル期と現在

空室率、賃料上昇率、オフィス街成長率。ここではこの三つの指標を通じて、ややミクロ的に東京オフィスマーケットのバブル期と現在を比較する。その共通性と差異は? また、データ上には表れない現場の市場感覚とはどういうものか。ポイントを絞って語ってみたい。

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東京オフィスマーケット徹底比較:空室率

空室率(1988年&2006年)

円柱が高いほど空室があるゾーンなのだが、驚いたことに、バブル真っ只中にあると思われる88年と現在の空室率を見比べると、さほど遜色がない(とはいえ、空室率がボトムを迎え、市場が最も逼迫した状況になったのは、バブル崩壊直前の90年であるが)。昨今の市場を語る上で、よく「二極化」との表現がとられるが、現在の空室率を地域別に見てもそのような傾向はなく、かえって88年当時の方が、エリア間格差が顕著なほどだ。トップ5&ワースト5を見ても、その傾向は明らかである。

最新6月期の東京全体の空室率は3.1%と、04年以降連続して低下基調にある。ただ、四半期毎の調査による対前期比は、わずか0.1ポイント減と改善傾向は少々足踏み状態。都心部に限れば、0.2ポイント減の2.7%とやはり小幅ではあるが、バブル崩壊後、空室率が上昇し始めた92年の水準にまで低下を見せている。

トップ5 & ワースト5 <1988年>

ランキング ゾーン 空室率
1位 1 丸の内・大手町・有楽町 0.0%
2位 2 内幸町・霞ケ関・永田町 0.1%
3位 18 浜松町・芝公園 0.3%
4位 10 室町・本町 0.4%
5位 7 内神田・神田須田町 0.5%
5位 12 日本橋・八重洲・京橋 0.5%
36位 30 四谷三丁目 7.1%
37位 13 茅場町・八丁堀・新川 7.9%
38位 21 六本木 7.9%
39位 36 後楽・神楽坂 8.8%
40位 39 浅草橋 10.1%

トップ5 & ワースト5 <2006年>

ランキング ゾーン 空室率
1位 1 丸の内・大手町・有楽町 0.2%
2位 2 内幸町・霞ケ関・永田町 0.4%
3位 27 恵比寿・広尾 0.6%
4位 23 青山 1.2%
5位 25 渋谷 1.3%
36位 24 西麻布 5.8%
37位 9 堀留町・東日本橋 6.3%
38位 31 大久保・百人町 6.6%
39位 33 西池袋・池袋 7.1%
40位 32 高田馬場 8.7%

東京オフィスマーケット徹底比較:賃料上昇率

賃料上昇率〈1987年→1988年〉&〈2005年→2006年〉

空室率から一転、賃料上昇率は大きく様相が違う。前掲「いにしえ...」の東京で見ると、88年の賃料変動率は、バブル期の中でも落ち着いていた年である。しかし、賃料上昇気運の高まりが叫ばれる現在とでも、ここまでの差がある。

データのベースとなる賃料とは、市場に募集に出ている空室によるものなので、バブル期は「売れ残りの物件でさえ、ここまで賃料が上昇した」と解釈できる。対して現在だが、数年前までは「募集賃料と成約賃料の乖離」が決まり文句で、つまりデータよりも実際の決まり値は低かった。しかし最近、仲介の現場からは「空室が発生しても、館内増床や直接オーナーが誘致するテナントで内々に決まる。実際の相場感は、データより高い」との声が聞かれる。特に好立地・ハイグレード・高額賃料のビルにその傾向が強く、データには表れない市場感が形成されているようである。

トップ5 & ワースト5 <1987年→1988年>

ランキング ゾーン 空室率
1位 14 銀座 27.3%
2位 13 茅場町・八丁堀・新川 25.3%
3位 17 虎ノ門 23.6%
4位 10 室町・本町 22.9%
5位 24 西麻布 22.2%
36位 31 大久保・百人町 7.5%
37位 8 岩本町・東神田・外神田 6.2%
38位 20 芝・三田 4.6%
39位 37 本郷・湯島 3.5%
40位 27 恵比寿・広尾 2.6%

トップ5 & ワースト5 <2005年→2006年>

ランキング ゾーン 空室率
1位 1 丸の内・大手町・有楽町 6.6%
2位 4 番町 5.7%
3位 24 西麻布 5.6%
4位 37 本郷・湯島 5.1%
5位 33 西池袋・池袋 4.5%
35位 28 西新宿 -5.0%
37位 19 芝浦・海岸 -6.1%
37位 2 内幸町・霞ケ関・永田町 -6.1%
38位 29 新宿 -6.6%
39位 10 室町・本町 -6.6%
40位 3 麹町・平河町・紀尾井町 -11.2%

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上記内容は オフィスジャパン誌 2006年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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