札幌が持つ独自の地域特性と、
ゲーム業界の華麗なマッチングが、
これからの市場拡大の起爆剤に。
セガ札幌スタジオ〔本社(第1スタジオ)・第2スタジオ〕
設立以来、家庭用・アーケードを合わせたゲーム業界全体をけん引してきた功労者であるセガが、2021年12月、札幌に新たな子会社を設立した。その名も「セガ札幌スタジオ」。開発だけでなく、ゲームをエンターテインメントたらしめるデバッグに注力した拠点が、なぜ札幌に展開されたのか、その目的と経緯を訊いた。
株式会社 セガ札幌スタジオ
代表取締役社長
瀬川 隆哉氏

猛スピードで拡大するゲーム業界
経験の蓄積で長年リードを続けるセガ
2004年10月に誕生したセガサミーホールディングスを中心としたグループにあって、セガはその主要な事業会社の一つとして、アーケードゲームおよび家庭用ゲームなどの企画・開発・販売・運営などを行っています。今年で設立63年を迎えるセガは、日本のテレビゲームの黎明期から、長きにわたって業界をけん引してきた存在だと自負しています。
ゲームを取り巻く市場は年々拡大しており、グローバルで見ると7年前には10兆円だったものが、今日では21兆円という規模にまで成長。その要因の一つは新興国のユーザー数の拡大であり、もう一つはスマホの浸透によって、いつでもどこでもゲームが楽しめる環境が形成されたことだと言えるでしょう。また、その楽しみ方も色々で、eスポーツの例が示すとおり、実際にプレイするだけでなくネットに発信する人、それを視聴する人など、多様化しています。そのため、現在では全世界で30億人、つまり世界人口約80億人中、 40%の人が何らかの形でゲームに触れている計算になるのです。
こうした中、当社は世界中のゲーマーの一人でも多くの人にゲームを届けることをミッションとしています。ですが、国や地域によって普及しているプラットフォームが異なっているうえ、人気のジャンルにも違いがあるのが実情です。だからこそ、多様なプラットフォームに対応する多彩なゲームを開発し、発信することが重要なのです。
セガは、社風としてチャレンジ精神が旺盛で、世の中にない新しいものを産み出そう、世界で初めてのものに取り組もうという気概に溢れています。そのため、例えばプリクラ®やUFOキャッチャー®のように、誰もが楽しめる商品を先進的に生み出してきました。また、ヒット商品を作るにはメディアミックスも重要で、ゲームのアニメ化や舞台化、玩具やフィギアへの展開が大きな力となります。その点、セガの子会社には、セガトイズやトムス・エンタテインメントなど、玩具やアニメーション、CGを手がけている会社もあるので、高いシナジー効果を発揮できます。このようにセガには、これまでの長い歴史で培ってきた伝統と経験、世界を舞台として多様な展開を可能にするスケールメリットがあり、それがあらゆるニーズに応えられるオールラウンダーとしての強みになっていると考えています。
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