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賃貸オフィス・事務所の記事

高松 - 賃貸不動産市場 2014年6月期

高松では大型優良空室に品薄感。松山は小区画でも確保困難に。

空室率は前期と変わらず

シービーアールイー㈱の調査によると、2014年6月期における高松市の空室率は前3月期と変わらず12.6%であった。

今期も前期に続き、新規開設や館内増床、ゾーン外からの移転、自社ビル建替のためのテナントビルへの一時移転等で、長期間空室だった区画が決まった一方で、一部のビルでまとまった面積の二次空室が顕在化したこともあり、結果、空室率の変動はなかった。

ここ5年間新規供給がなく、築浅ビルやスペックの高いビルは、昨年後半から品薄状態が続いており、一部のビルでは、交渉賃料が下げ止まりつつある。100坪超の空室も限られ、まとまった面積を必要とするテナントにとっては、移転先の選択肢が限定されつつある。今後も新規供給予定がないため、この状況は継続していくものと考えられる。

松山市の空室率は前期に続き低下した。今期は一部ビルで、合計250坪超のまとまった空室の消化が確認された。競争力のあるビルでは満室となるビルも出てきており、小規模区画であっても優良物件での空室確保は難しくなりつつある。

高松営業所 高橋秀男・岩本尚

相場表

種別 賃料(共益費込) 需給の動向 空室率
推移
高松中心部大規模ビル 10,000~13,000 円/坪 目立った動きはなく、空室率は横ばい。 横ばい
高松中心部中小規模ビル 7,500~9,500 円/坪 長期化していたまとまった面積の空室が消化されたものの、一部ビルでまとまった面積の空室が顕在化し空室率は横ばい。 横ばい
松山中心部ビル 8,500~13,000 円/坪 一部のビルでまとまった空室を消化し、空室率はやや低下。 やや低下
倉庫・配送センター
高松市内
1,500~2,500 円/坪 引き続き品薄感が強い。新規供給もない。 低下
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー㈱社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

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上記内容は オフィスジャパン誌 2014年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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