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賃貸オフィス・事務所の記事

高松 - 賃貸不動産市場 2017年6月期

館内拡張、新設、立地改善の移転と、高松の空室率は着実に低下傾向。

高松・松山のオフィス市場

当社調査によると、2017年6月期の高松市の空室率は9.4%となり、対前期(同年3月期)比0.2ポイントの低下となった。

前期にオーナーチェンジしたオフィスビルが複数棟あり、その後の動向が注目された今期であったが、既存テナントによる館内拡張移転による空室消化や、建築・照明関連業のオフィスやブライダル関連業のドレスショップの新設、また専門自主規制団体の立地改善を目的とした移転など、着実に空室率を低下させる結果となった。

また今期、20坪前後のオフィスへ引き合いが複数存在したが、来店型の引き合いも多く見受けられた。加えて、築30年前後の空室に対する引き合いもいくつか見られ、来期も今期に引き続き、空室消化傾向が続くと考えられる。

松山市のオフィスエリアにおける空室の消化傾向は、面積帯を問わず力強い。移転に伴う二次空室に対する動きにも敏感で、優良な空室情報を入手できたとしても時間をかけての検討は難しい。すぐに検討できる状態を事前につくっておく必要のあるマーケットといえよう。

関西支社 名越 正幸

相場表

種別 賃料(共益費込み) 需給の動向 空室率
推移
高松中心部大規模ビル 9,500~12,500 円/坪
依然、新規供給の予定はなく、まとまった空室の確保は難しい。築浅・ハイグレードビルの空室は消化傾向にあり、検討しづらい状況は続く。
横ばい
高松中心部中小規模ビル 7,000~9,000 円/坪
築浅・ハイグレードかつ割安感のある空室は消化傾向。長期化していた空室も徐々に減ってきているが、引き続き検討しやすい市場ではある。
横ばい
松山中心部ビル 8,500~12,500 円/坪
全体的に空室の消化傾向は続く。新耐震かつ大型の空室への需要は多く、競合企業との兼ね合いから素早い検討が求められる。
横ばい
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

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上記内容は BZ空間誌 2017年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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