埼玉:空室率上昇も小規模需要堅調。
さいたまエリア、小規模ビル動く
シービーアールイー(株)の調査によると、2021年9月期の「さいたま」エリアの空室率は、対前期(2021年6月期) から0.3ポイント上昇し1.3%となった。空室率を上げた主な要因は、複数の坪単価2万円台半ば以上の高額物件の区画が成約に至らず、前テナントの契約が終了して空室状態になったことや店舗区画の空室の成約が鈍化していることによる。需要としては、2万円台前半以下の物件は20~50坪を中心に引き合いは堅調である。そのため、100坪以上の区画の中には分割に対応するケースも見られた。
一方、中・大型テナントは8月前後には動きが鈍化したが、9月以降、再び動き出したように見受けられる。
千葉:主要駅周辺の空室率は横ばい。
千葉エリアでも小規模ビル堅調
千葉駅・船橋駅・海浜幕張駅周辺では、若干の動きはあるものの、空室率は総じて横ばいの状況が今なお続いている。
千葉エリアにおいても、さいたまエリア同様、9月以降になり、小規模面積を中心に動きが見られはじめている。
ビル営業本部 川名 雄巳 / 西村 遥
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