築浅ハイグレードビルへのニーズが堅調。まとまった面積の確保は、高松・松山ともに困難。
高松の空室率はわずかに上昇
当社調査によると、2022年6月期における高松市の空室率は8.4%となり、対前期(今年3月期)比0.2ポイントの上昇となった。
昨年末ごろに生じた解約区画の顕在化などで、一時、大幅に空室が増加したが、人材系企業の新規開設、専門コンサルタント業の拡張、その他館内増床などにより、空室率はわずかな上昇にとどまっている。
現在は、一昨年、昨年と比較してマーケットの動きが回復。築浅ハイグレードビルでまとまった面積の確保は容易ではなく、早期の意思決定が必要な状況といえる。
一方松山市は、物流企業の新設、スクール系企業の増床、ブライダル関係や医療関係、メディア系企業の移転など、市場の動きは引き続き見受けられる。
ただし、しばらく新規供給の予定はなく、高松と同様に築浅ハイグレードビルでのまとまった面積の確保は、容易ではない状況だ。
両エリアともに、大型面積確保のためには、立地や設備やグレードにこだわらず、広い視点でオフ ィスづくりを検討していく工夫が必要といえる。
関西支社 名越 正幸
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