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一般社団法人 ナレッジキャピタル

都市別特集

2020年10月13日

交流を促すハード&ソフトを兼ね備えた「新しい価値創造」の拠点。
グランフロント大阪の中核施設としてこれからも進化し続ける。

一般社団法人ナレッジキャピタル シニアマネージャー  水谷 宏

ナレッジキャピタルの特徴は、多くの人が行き交う駅前立地というハード面に加えて、利用者の出会いや交流を促すためのソフト面での様々な仕掛けにある。「知的創造・交流の場」という施設コンセプトを体現する場づくりや、社会のニーズの変化に合わせた新施設の開発、今後の展望についてうかがった。

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集客力に優れた駅前立地と、バリエーションに富んだハードが強み。

ナレッジキャピタル

「ナレッジキャピタル」は、企業人、研究者、クリエイター、一般生活者など様々な方が集まり、それぞれが持つ感性や技術を掛け合わせることで、新しい価値やイノベーションを創造することを目指した拠点で、大規模複合施設であるグランフロント大阪の中核施設に位置づけられています。様々な人たちの交流を促すうえで、関西圏以外の方でも訪れやすい大阪駅前にあるのは大きな強みでしょう。ただし、駅前の好立地に場所を設けるだけでは新しい価値や交流を生むことはできません。そこに集まった人たちが自然に交わり、コミュニケーションが生まれ、様々な活動が行われる仕掛けが必要です。そのために、多様な場所と機能を用意しています。まず、そのうちのいくつかをご紹介しましょう。

「ナレッジサロン」は、約2,000名の会員が利用する会員制サロンです。様々な分野や立場の方々が交流することで、新しい発見や出会いにつなげていただくことを狙いとしています。ここで生まれたつながりをさらに発展させるための活動場所として、短期間での利用も可能な「コラボオフィス」というレンタルオフィスを用意しています。ナレッジサロンと同じゾーンに52の小部屋を並べることで、廊下で出会う人の間で必然的にコミュニケーションが生まれるように工夫しています。

参画者同士をつなぐ「ナレッジサロン」

「The Lab.みんなで世界一研究所(ザ・ラボ)」は、多くの人が行き交うショッピングゾーンと馴染むように配置した企業のプロジェクトや製品、大学での研究結果などを展示・紹介するスペースです。他にも、産官学の枠を超えた活動が可能な「ナレッジオフィス」や、企業や大学が一歩先の未来を提案するためのショールーム群「フューチャーライフショールーム」、さらには活動の成果のお披露目などに利用できるシアターやイベントホール、コンベンションセンターなどもあります。ここに来ればワンストップで色々な活動ができる、というのがナレッジキャピタルの大きな利点です。

参画者と社会をつなぐ「ザ・ラボ みんなで世界一研究所」
多くの人、多彩な人と、一度につながる大規模なレンタルスペース

知が響きあい未来を彩る「ナレッジオフィス」

未来を提案する「フューチャーライフショールーム」

そしてもう一つの大きなポイントは、「コミュニケーター」と呼ばれる専門スタッフが、ナレッジキャピタルを訪れる人々の交流をサポートするという点です。ナレッジサロンで会員同士の交流やビジネスマッチングを促したり、ザ・ラボに訪れた人々に展示内容をご説明するとともに、来場者の声や反応を集めて出展者側にフィードバックもしています。このように、様々なタイプのハード面に加えて、一般生活者や参画者同士の交流を生むためのソフト面でのサポートに力を入れているのも、他の施設にはない強みではないかと思います。

ナレッジキャピタル コミュニケーター

「知的創造・交流の場」というコンセプトを、体現するイベント。

2013年に開業して7年が経ちますが、最初の頃はナレッジキャピタルのコンセプトをご説明しても、なかなか理解されませんでした。最近になって、「イノベーション」という言葉が一般的になってきたことや、ビジネスマッチングをサポートするコミュニケーターの働きも相まって、活動への理解が高まってきたと感じています。

ナレッジキャピタルでは、一般の方が自由に参加できるアクティビティを多数用意しています。その中でも「こたつ会議」はこの施設ならではと言えるかもしれません。ナレッジプラザの吹き抜けの下に大きなこたつを設置し、そこに座ったゲストと亭主(ファシリテーター)が一つのテーマについてお酒を飲んだりみかんを食べたりリラックスしながら討論します。こたつがプラットフォームになることで、会話も弾み、それを取り囲むようにして観覧するお客様は、長テーブルに横一列に座る一般的なトークイベントとは異なる空気を肌で感じることができます。

こたつ会議は、テーマは毎回決まっていますが、台本はなく、その日に初めて顔を会わせるゲストの方もいます。異なる分野や考え方の人達を掛け合わせると、どんな会話が生まれるのか。ナレッジキャピタルのコアバリューである、新しい発見に出会った時の喜びなどを指す言葉「OMOSIROI( おもしろい)」を体感いただけるイベントです。「知的創造・交流の場」というコンセプトを体現する場になっていると思います。これまでに11回開催していて、来場者にも人気のイベントです。

リアルとオンラインの融合で、地理的制限を超えたサービスの可能性。

新型コロナウイルス感染症の影響もあり、オンラインの活用がナレッジキャピタルでも進み、これをきっかけに新たな可能性も見えてきました。例えば、様々な分野の研究者に最先端の活動をお話しいただく「ナレッジキャピタル超学校」という講座は、通常ならリアルな場で開催しているのですが、先日、中高生向けのプログラムをオンラインで開催したところ、全国から1,000名ものお申込みをいただきました。

オンラインなら地理的制限がなく、大阪・梅田まで来ることのできない遠方の方もご覧いただけます。実際、北海道在住の中学生が「超学校を見れた」というSNSの投稿を見て、とてもうれしかったです。

オンラインの活用が増えても、リアルの場の重要性は変わりませんが、オンラインと組み合わせることでアプローチできる範囲が広がり、提供できるバリューが高まるのも事実です。これからはオンライン、オフラインともに活用しながら、ナレッジキャピタルのサービスを全国、世界で必要としている方々に提供していきたいと考えています。

起業につながる学びの場を提供する、スタートアップ支援施設をオープン。

先日、我々としては初のスタートアップ向け施設となる「SpringX」をオープンしました。こちらは、従来のインキュベーション施設ではありません。連携しているアクセラレーターや金融機関がここを活用してスタートアップ支援を行います。しかし、こちらは直接的に起業を支援するだけではなく、未就学児から大人まで幅広い方を対象に、イノベーティブ人材の育成を行う学びの場でもあることが最大の特徴です。具体的には、ナレッジキャピタルのネットワークを活かして第一線で活躍する人を講師に迎え、対話しながら学ぶプログラムである「超学校」や、起業を目指す人がすでにスタートアップで成功したいわゆる先輩達などとの交流を通じてアイデアを高めていく「対流ポット」といった場の提供を行っていきます。

従来ナレッジキャピタルが行ってきた起業支援は、人と人との交流を通じた間接的なものでした。しかし、昨今のイノベーションやスタートアップに対する社会的ニーズの高まりとともに、ナレッジキャピタルとしての支援・育成プログラムの必要性を感じてきました。また、ナレッジキャピタル開業時には起業したてだったナレッジサロン会員で、この7年間で事業を大きくされた方々からの「起業を目指す方をナレッジキャピタルとともに支援したい」というお話にも後押しされました。これまでの活動やともに歩んできた参画者から生まれた新たな取り組みであるという意味でも、我々にとってもまさに変化の時ですし、今後に向けた大きな転換点になりそうな気がしています。

これまで積み重ねてきた7年間の歴史と経験。それに加えて、オンラインの活用やこのスタートアップ支援など、今後も「知的創造・交流の場」というコンセプトを具現化する取り組みを、時代時代に即したかたちで続けていきたいと考えています。

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