2008年、仙台駅周辺では商業施設の竣工が相次いだ。6月に「エスパルⅡ」が、さらに8月には満を持して「パルコ」がオープン。この2店の出店により駅西口の回遊性が向上、相乗効果を狙う商店街も積極的に独自の集客策を展開するなど、市中心部の活性化にも大きく影響を与えた。一方で仙台駅前から延びるアーケード沿いには、空室やビル解体後の更地が散見されるなど、中心街であれば撤退後もすぐにテナントが決まるという動きには陰りが出てきている。景気後退の局面を迎え、オーナーとしては出店に慎重になるテナントに対する柔軟な対応が求められるだろう。
しかし、「ファッションドーム141」閉館により入居していたテナントが商店街に出店するなど、ニーズ自体は依然根強いものがある。また郊外では、9月に「三井アウトレットパーク仙台港」、10月に「仙台泉プレミアム・アウトレット」と2つの大型アウトレットモールがオープンし、中心部と郊外の競争激化も予想される。2009年に入り「大丸」仙台出店断念のニュースもあり、今後のマーケットの動向が注目される。
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