札幌の中心市街地は、かねてから札幌駅~大通のビジネスゾーンと大通~すすきのの商業ゾーンとに大別されてきたが、2003年以降、札幌駅南口の商業施設「大丸」や「ステラプレイス」、ホテル等を擁した駅ビル「JRタワー」のオープンにより、徐々に商業の中心が駅周辺にシフトしている傾向にある。しかしながら、昔ながらの商業地・大通には、三越・パルコといった全国区の大型百貨店の他、老舗の道内資本の商業施設が立地しており、ティーン向けのアパレルや古着、雑貨等のショップも多く、若者を中心に依然として賑わいをみせている。
また昨年末には、全国に大型書店を展開するジュンク堂が、ビル6フロアの大型出店を図るなど新たな動きも見られた。これからの店舗マーケットについては、世界的な景気の先行き不透明感もあり、新規出店等の意思決定には慎重にならざるを得ない状況が続くだろう。そのため、各店とも出店候補地の選定については厳選に厳選を重ねるものと予想され、一等地といえども、オーナーが想定する賃料水準で誘致が容易に進むケースばかりではなさそうだ。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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