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株式会社SUPER STUDIO | 成長ベンチャーに訊く

多くの企業が取り組むようになったDtoC(ダイレクト・トゥ・コンシューマー)。消費者に直接モノを届けるこのチャネルにおいて、ストレスのない購買体験はもちろん、業務の効率化やマーケティングなどにも活用されるのが、プラットフォームとして機能するECシステムだ。株式会社SUPER STUDIOは、ECシステム「ecforce」を提供し、自社でもモノづくりや販売などのブランド運営を行うなど、他に類を見ないECのトータルソリューションカンパニーである。仲間4名で創業した2014年から7年。その変遷について代表取締役CEOの林紘祐氏に話を訊いた。
株式会社SUPER STUDIO 代表取締役CEO 林 紘祐 氏

ECシステム「ecforce」で、
DtoCの成功を支援!
顧客と同じ目線を強みとして持つ、
ECのトータルソリューションカンパニー。

株式会社SUPER STUDIO
代表取締役CEO 林 紘祐
 

株式会社SUPER STUDIO

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ユーザー目線を第一に考え、ECシステム「ecforce」を提供

株式会社SUPER STUDIOは、法人向けに提供しているECシステム「ecforce」を事業の柱とし、顧客企業のDtoCにおけるEC運営のサポートやコンサルティングなどを行っている会社です。現在、約150名の社員が在籍し、毎月10名ほどの新しい社員が入社する企業に成長しましたが、もとはWeb広告の販売代理店やITベンチャー、システム開発やプログラマーなど、それぞれ違ったIT企業で働いていた4人のメンバーが集まり、2014年の12月に創業しました。

創業時から自社のプロダクトで勝負したいという思いがあり、当初はECシステムではなく、いちメーカーとして、商品づくりからECによる販売までをメインの事業にしていました。SNS広告の運用なども自分たちで行っていましたし、同様にECシステムも独自で開発したことが、いまの「ecforce」につながる原点となっています。

ECに取り組むメーカーでは、当時から業務効率化をもたらすプラットフォームとして、様々なECシステムが利用されてきました。しかし、その多くはメーカー目線では作られておらず、市場が広がらないボトルネックにもなっているように感じていました。そこで、私たちSUPER STUDIOは、2016年、メーカーの立場で自らが使うシステムとして「ecforce」を開発しました。その結果、メーカー側から「使いたい」とお声がけをいただき、導入企業数が急増しました。それをきっかけにして、当社は「ecforce」をメインの事業とし、メーカーとして取り組んできたブランド事業は、別に子会社を立ち上げて運営することに。自社でブランド運営をするECシステムの会社は、私の知る限り国内では他にありません。そこが多くのユーザー企業様から信頼をいただく、当社の強みになっていると思います。

渋谷の人気出世ビルに入居したら、スタッフ増員が緊急課題に

ソーシャルワイヤー株式会社

創業メンバーの4名は、前職での取引先であったり、出身大学の先輩・後輩の間柄でした。2015年7月に初めてオフィスを借りることになったのですが、そこも知人の紹介によるもので、渋谷区桜丘町にあった「シャレー渋谷」です。当時ベンチャーの間では出世ビルと呼ばれていたマンションで、すでに数年先の取り壊しも決まっていましたが、運良く入居でき、10坪くらいのワンルームで事業をスタートさせました。

ターミナル駅として優れた渋谷駅が徒歩圏内にあり、採用面でもメリットがあったと思います。社員は当時8名になっていましたが、2、3年は少数精鋭の体制で頑張り、利益率を高めていくつもりでした。しかし、それも今になって振り返ると、読みが甘かったですね。2016年に「ecforce」のベータ版を提供開始すると、途端にサービスが注目され、早急に人手が必要になってしまったんです。それで、正式版をリリースする前に、まずは社員の増員に耐えられるよう、急いで移転することを決めました。それが2017年の2月です。

立地などの条件にこだわっている余裕もなく、その時も知人に物件の紹介を頼みました。すると、渋谷のオフィスの3倍ほどの広さがある居抜き物件が新橋で見つかったんです。しかも著名な建築家が手がけたオフィスで、内装もおしゃれ。個人的にも気に入ったのですぐに移転しました。

移転の2ヶ月後には「ecforce」の正式版を発表し、事業はトントン拍子で拡大。一方で増員はリファラル採用を中心に進め、再度移転が必要になる2018年2月までの1年間で、20名近くに増えていきました。

新橋から永田町へ移転。想定できなかった増員スピード

新橋の次に移転したのが、永田町のオフィスビルです。この時も増員に伴う早急な移転となったため、知人に内装付き物件を紹介してもらいました。地下1階と地上1階の2フロアを借り、広さは合わせて60坪ほど。オフィス内にバーカウンターがあったりするなど、新橋同様に室内にこだわりが見られ、交通量のある通りに面していた1階のフロアには、カフェと間違えた人が入ってくるなんてこともありました。

正直にいえば、その永田町のオフィスも、入居直後から若干の危うさを感じていました(笑)。広くて見栄えのするオフィスでしたが、実質的な執務スペースが少なく、その後の増員にまたもや耐えられないかも…と、悪い予感がしたんです。「ecforce」正式版のリリース後は事業が急拡大していましたし、永田町に移ってからは採用にさらに拍車が掛かり、月に10名が入社することもありました。1年間は増員に耐えられるか、と思っていましたが、結果としては9ヶ月。最終的に社員は50名になり、3名用のデスクを4、5名で使う場面もあったりと、再び移転を考えるようになりました。

導入後のサポートこそが使命。今後は数百名規模の増員も

ソーシャルワイヤー株式会社

現在オフィスを構える「目黒山手通ビル」には、2018年11月に転居してきました。社員が150名近くに増えることをあらかじめ想定しておくなど人員計画を立て、永田町のオフィスの倍から少し広い150坪前後をめどにして物件を探しました。ところが、その規模のオフィスは市場に数が少なく、結果的に約290坪のオフィスをワンフロア占有で借りることに。永田町時代よりもはるかに広く、入居当初はスカスカな状態でしたね。

駅からは少し離れ、坂道もある立地は、移動の多い社員やお客様には申し訳なく思う気持ちもあります。しかし坪単価などを含めてトータルで考えれば「当たり物件」で、内装にもこだわることができました。SUPER STUDIOという社名やブランドの世界観に合わせてコーディネートした空間は、社員たちも誇らしく感じてくれるでしょうし、お客様には私たちの会社や仕事に対して期待感を抱いていただけるかと思います。

現在、社員は150名になり、想定通りに増員計画は進んでいます。その間にはコロナ禍もあり、近々の出社率は30%程度です。全社員が出社すれば、また窮屈になるかもしれませんが、リモートを含めたハイブリッドな働き方を今後も推進し、それぞれの社員が望む働き方を尊重したいと考えています。

出世ビルと呼ばれた渋谷のマンションの1室を出てからは、予期せぬ急成長からハプニング的な移転が続きましたが、一方では会社がレベルアップしていく様子に社員一同がワクワクしたり、士気が高まっていく側面もあったように思います。私たちの「ecforce」は、導入していただいたらそこで終わりではなく、お客様のEC運営の成功に向け、その後のサポートやコミュニケーションこそが大切になってきます。そのため、今後も顧客の増加に合わせ、数百名規模の増員を計画しています。長期的には海外展開も視野に入れていますし、さらなる成長に向けて着実に取り組んでいきたいです。

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CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

上記内容は BZ空間誌 2021年冬季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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