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株式会社ミギナナメウエ|成長ベンチャーに訊く

  • 2026年4月30日

頑張りたい人が本気で向き合えるオフィスで
「仕事と人生の一致」を目指したい。

株式会社ミギナナメウエ

19歳で学生起業し、人材領域を中心とした事業を展開しながら急成長を続ける株式会社ミギナナメウエ。組織拡大とともに渋谷を転々としながらも、同社は一貫して「完全出社」体制とオフィスへの投資を選び続けてきた。背景には「仕事と人生の一致」という価値観があるという。代表取締役の古鍜冶賢氏に、オフィス遍歴と場づくりの狙いを聞いた。

株式会社ミギナナメウエ
代表取締役
古鍜冶 賢

株式会社ミギナナメウエ 代表取締役 古鍜冶 賢氏

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株式会社ミギナナメウエ

コロナ禍の危機を経て、人材領域に軸足を置く

ミギナナメウエは現在、法人向けの採用コンサルティング、第二新卒向けの転職エージェント、そしてSES(システム開発などで必要な技術や人材の提供)という3つの人材事業を展開しています。特定の事業一本に依存するのではなく、3事業を並行して成長させることで、人材領域全体で相互に価値を高め合う強固な体制を築いてきました。私が経営者を目指すようになった原点は、高校時代から抱えていた「何者でもない自分を変えたい」という焦燥感でした。そんな中、所属していた学生団体を通じてある経営者と出会ったことが大きな転機になりました。その方は中卒ながら身一つで上京して苦難を乗り越えながら若くして不動産会社の社長を務め、己の実力一つで世の中を渡り歩いていました。その生き様に「道は自分で切り開くのだ」と感銘を受けたことが、起業へと踏み出す決め手でした。

2018年、創業時の拠点はバーチャルオフィスで、実務はカフェや在学していた青山学院大学の会議室で行う日々でした。当時は今とは違い、イベント企画などのPR事業が中心。1期目の終わり頃にはメンバーも4名ほどに増え、原宿のシェアオフィスを借り、会社経営をする中での手応えを感じ始めていました。しかし、2期目に入るタイミングでコロナ禍に突入し、イベント案件が消滅するという危機に直面しました。資金繰りのため、消毒液の販売や本の引用チェックなど、当時はあらゆる仕事を引き受けました。その中で可能性を見出したのが、採用コンサルなどの人材領域。そこへピボットしたことで、再び事業を軌道に乗せられました。

株式会社ミギナナメウエ

渋谷での相次ぐ移転、段取り不足で家具なしの時期も

オフィスらしいオフィスを初めて構えたのは、渋谷・猿楽町にあるビルの25坪ほどのフロアでした。まだ大学生だったため、大学に近い立地を選びました。ただ、移転の経験に乏しく、入居からしばらく家具が届かないというアクシデントも。結局、1カ月半ほどは床に座って仕事をし、回線工事も間に合わずポケットWi‑Fiでしのぐ日々でした。当時の従業員数は5〜6名、インターンが20名ほど。ちょうど4期目を迎え、「日本を代表する会社を創る。」というビジョンを掲げた時期でもあります。

その後も積極的な採用を続け、やがて席が足りなくなり、次のステップとして選んだのが「渋谷TKビル」のワンフロア、80坪弱です。しかし、そこも数年もしないうちに手狭になり、2024年10月に現在の「THE FIRST SHIBUYA」へ増床移転を決断。一時は渋谷TKビルとの二拠点体制でしたが、徐々に現在のビルのフロアを増やし、最終的に本社機能も集約して、現在は280坪の3フロア体制で運営しています。

各フロアにはラウンジを設け、3階はイベントスペースとしても活用しています。テレフォンブースは12〜13室、会議室は9室ほど完備。ファミレス席のような半個室も用意し、立ち話から本格的な会議まで、コミュニケーションの質に合わせて場所を選べるように設計しました。創業当初、席が足りない中、非常階段や近くのカフェでミーティングをしていた頃を知るメンバーからすれば、今のオフィスは劇的に快適だと思います。

株式会社ミギナナメウエ

オフィスは心の「安全基地」にも、明日も仲間と会いたくなる空間

当社はこの時代にあえて「完全出社」を貫いていますが、その理由は、会社という環境を「部活動で全国大会を目指すような場所」にしたいからです。打ち込むべきことと、人生が常に一体となっているような気持ちで仕事に向き合う。だからこそ、オフィスにはラウンジやフリースペースを充実させ、部署を超えたコミュニケーションを誘発し、場の熱量を生み出せるようにしています。

私自身、仕事とプライベートを切り分けるのではなく、双方を一致させたいと考えています。例えるなら、日曜の夜に憂鬱になるのではなく、「明日も仲間と働くのが楽しみだ」と思える生き方。そのためには、オフィスは心が安定する「サードプレイス(3rd place)」でもある必要があります。仕事ゆえの厳しさはありますが、会社に来ればその日の気持ちが整う。そんな心理的な安全基地としての機能も重視しています。

今後AIがどれだけ進化しても、「努力できる人」の価値は変わりません。だからこそ私たちは、頑張りたい人が全力で頑張れる環境をつくり続けたい。例えば託児所の設置など、将来的にはライフステージが変わっても挑戦を諦めなくて済む仕組みを整え、「日本を代表する会社」として、仕事を通じて人生を豊かにする生き方を社会に証明していきたいと思います。

「ベンチャーに訊く」ではインタビュー掲載を希望される企業を募集しております

創業期~現在迄の事業成長に紐づくオフィス変遷や、将来的な事業展望等を中心に記事にいたします。

記事の特性上、原則、代表者様へのインタビュー及び顔写真・オフィス内の写真撮影をさせていただきます。

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上記内容は BZ空間誌 2026年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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