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株式会社データフォーシーズ | 成長ベンチャーに訊く

テクノロジーによるデータ解析技術の進化と、社会的ニーズの高まりを予見し、2005年に創業した株式会社データフォーシーズ。その緻密な解析サービスは、小売などのマーケティングにとどまらず、金融や医療、社会インフラなどの分野にも広がりを見せ、今も進化を続けているという。創業から16年が経ち、コロナ禍を経験した今、そのめざすところは何か。オフィスの変遷とともに、取締役副社長の坂本唯史氏に訊いた。
株式会社データフォーシーズ 取締役 執行役員 副社長 坂本 唯史 氏

進化を続けるデータ解析サービスで
世の中を変えていく。
アフターコロナ時代を見据えた、
データサイエンスの技術者集団。

株式会社データフォーシーズ
取締役 執行役員 副社長 坂本 唯史
 

株式会社データフォーシーズ

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データ解析時代の到来を見据え マンションの1室で創業

当社データフォーシーズは、ミッションに「データ解析で世の中を変える!」を掲げ、クライアントのビジネスの活性化を支援している会社です。顧客の分野は小売やサービスのほか、製造や通信、金融や医療など多岐にわたり、国内では最大規模のデータサイエンティストが所属しています。設立は2005年10月で、現在の社員数はデータフォーシーズだけで90名ほど。データサイエンティストを育成するD4cアカデミーや、企業のコンサルティングを行うディーファイブコンサルティングなど、グループ会社も合わせると120名規模の社員が働いています。

代表取締役の古本孝は、私の前職時代の上司であり、先見の明があった彼は、当時から「これからはデータ解析が流行るぞ」と語っていました。私自身も前職時代、データ解析技術の進化に気持ちが高ぶるクライアントの姿を目の当たりにし、この分野でならもっとお客様に貢献できると思い、古本とともにデータフォーシーズを立ち上げました。

当初はスタッフ5名でスタートし、創業からの半年間は、前職のオフィスビルの近くにあった築地のマンションの1室を借りていました。45㎡ぐらいの広さで手狭に感じるときもありましたが、スタッフみんなが和気あいあいとしながら仕事に励み、一方では、社長を筆頭に会社の仕組みづくりにも取り組むなど、日々の仕事と会社の運営を両輪でこなしていたので、とても大変でしたね。

データもスタッフの命も大切 企業の「安全安心」を実感した2011年

株式会社データフォーシーズ

社員が10名ぐらいになった頃には、西麻布のオフィスビルへ移転しました。築年数は経っていましたが、広さは築地のマンションの3倍ほどあり、オフィス然とした空間と必要なスペックを備えていたので、「起業してビジネスをしているんだ」という自覚が強く芽生えたのを覚えています。何より、地方から都内に出てきていたメンバーも多かったので、西麻布、六本木という響きから「都会感」に心躍らせてもいましたね。

当時は今のようなリモートワークは普及していなかったので、当たり前ですが打ち合わせがあればクライアントの会社へ行ってデータを受け取り、その後帰社して解析作業を進めていました。外から気持ちよく帰ってこれる…いえ、「帰ってきたい場所(オフィス)」としての空間・雰囲気づくりはこの時が一番整っていたかもしれません(土地柄、仕事の後の楽しみも多かったというのもありますが)。また、確かに古いビルではあったのですが、理系のメンバーが多い中「研究室みたいで落ち着く」という不思議な感覚にもなる空間でしたので、都会と懐かしさが共存していたのが西麻布のオフィスでした。そんな中での転機となったのが2011年3月の東日本大震災です。ビルから社員たちが急いで避難した経験からスタッフたちの命を守るということ、また、世間でも情報の取り扱いに関するリテラシーが高まってきた頃でしたのでクライアントからお預かりした大切なデータを守るためにも、より安全安心なオフィスを求めて移転を決めました。それが広尾にある現在のオフィスビルです。

仲間と会えるオフィス空間を ウェブ会議システムで構築

株式会社データフォーシーズ

現在のオフィスビルは、当初2階で空いていた100㎡ぐらいの区画を借り、20名ぐらいで働いていました。西麻布のオフィスよりも狭くはなりましたが、駅からも近くなり、環境としても静かで仕事に集中できるというプラスな面もあり、なにより先にお伝えした通り安全安心なオフィスをということが一番でしたので納得の移転でした。ただ、しばらくすると社員が増え、再び移転を検討せざるを得なくなりましたが、やはりこのビルがベストだと考え、同じオフィスビル内で移転をすることを決めました。5階へ移り、今まで執務スペースのみだったところに会議室を設けたことにより、業務のメリハリもでき、ぐっと集中ができるような空間となりました。その後7階にも空きが出たことから、今度はデータ解析チーム用のスペースを借り、会議室も7階へ移すことに。現在は5階と7階の全体で、60名ほどの社員が快適に働けるワークプレイスとなっています。

築地のマンションで創業した時から現在の広尾のオフィスまで、働く環境はもちろんですがデータフォーシーズが重視してきたものには社内コミュニケーションがあります。そのため、毎週月曜日の午前中は、クライアント先に常駐しているメンバーも含め、社員全員がオフィスに集まり、チームミーティングなどを行ってきました。ただし、コロナ禍に入ってからは弊社もリモートワークが中心です。金融系や社会インフラ系など、データの機密性が特に求められるプロジェクトを担当しているチームや、新卒社員などは出社を許可していますが、それでも多い時で全社員の3割ほど。少ない場合は当番で出社する1、2名の時もあります。そのため、現在はクライアントやプロジェクトの規定に抵触しない範囲で、各社員がウェブ会議システムに常時接続し、ウェブ上でコミュニケーションが取れるようにしています。それこそ社長の古本も率先してウェブ会議システムを使い、みんなで仕事をしているような雰囲気づくりに努めていますね。

コロナ禍を経て変化する「最適解」 社内で試み、新たなサービスの創出へ

株式会社データフォーシーズ

広尾のオフィスビルに入居して10年が経ちます。コロナ禍以前は、フロア間の移動やコミュニケーションにストレスを感じる時もありましたが、今は物理的に分かれた状態が災害やセキュリティ面におけるリスクヘッジになると考えています。また、全社的にリモートワークが主流になり、クライアント先に常駐していたメンバーもお客様の了承の上で、専用回線やウェブカメラを導入した「仮想常駐サービス」をご活用いただくようになるなど、物理的な距離の概念を解消することで社員それぞれの働き方も変わりつつあります。

データフォーシーズは解析業務を行う会社であり、クライアントのワークスタイルの分析も行ってきました。今後はプロジェクトの効率化に加え、スタッフのスケジュールや心身のバイオリズム、その時々の気分なども勘案し、その人に適したワークプレイスや業務など、状況に応じた「最適解」を提案するシステムが必要になってくると予測しています。オフィスや自宅に限らず、サテライトオフィス、バーチャルオフィスの開設やワーケーションの導入、また、それらに伴って地方や海外居住者を対象にリクルーティングも行うなど、まずは弊社内でそれらを試み、アフターコロナ時代における私たちの新たなサービスの構想につなげていきたいと思います。

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上記内容は BZ空間誌 2021年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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