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賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社サブスクライフ | 成長ベンチャーに訊く

株式会社サブスクライフ代表取締役町野健氏

リモートワークへの移行は必須。
それでも誰もが出社したくなる
魅力的なオフィスの構築が、
今後のビジネス成功の
最大の武器になる。

株式会社サブスクライフ
代表取締役
町野 健

株式会社マツリカ

家具業界に革命を起こすサブスクリプションサービスの導入

株式会社サブスクライフ

当社は商品やサービスを一定期間、定額で提供するサブスクリプション、いわゆるサブスクで、家具や家電を法人のオフィスおよび個人に提供するビジネスを展開しています。サブスクは、通常の購入に比べて初期費用を大幅に抑えられる。オフィスの拡張や移転、個人のライフステージの変化に柔軟に対応できる。そして、手放す際のコストを抑えられるといったメリットがあります。さらに当社のサービスでは、商品を購入する際の代金を超えない料金設定をはじめ、自由に選べる利用期間、コーディネートの無料提案、利用終了時に返却・購入・継続を選べる自由度の高さがあり、法人・個人を問わず高い評価をいただいています。

このビジネスを始めたきっかけは、新たなビジネスの種を求めて2017年に米国の3大ベンチャー・イベントの一つを訪れたことです。120社を超えるベンチャー企業のプレゼンテーションを聞く中、盛んに登場したのがサブスクリプションによるサービスだったのです。日本ではまだ、音楽配信の定額サービスなどが始まったばかりの時期でしたが、「日本にもサブスクが来る!」と予感させるに十分な熱気が漂っていましたね。

もともと私は、「業界に革命を起こす」を信条としており、2012年にはキュレーションマガジンの草分けである「antenna」を立ち上げました。その後2015年からはシンガポールに本社を置くKAMARQの一員として家具にかかわり始めており、2016年11月にカマルクジャパンを設立していました。しかし、一般的な国内の家具販売の現状を見ると、心が躍るような高級品は高くて売れず、使い捨てされるような安い品ばかりが売れるというのが実情でした。そこで思いついたのが、高級な家具をサブスクという形態で販売(=レンタル)するという手法。これなら少ないコストで、上質の家具に囲まれた仕事や生活ができるはずだと考え、2017年の中頃にはサービス化を決定。翌2018年3月にbeta版を公開、同年9月に「subsclife」というサービス名で、日本初の家具のサブスクリプションによるサービスを立ち上げました。この名前は、2019年4月にはそのまま社名にもなっています。

当初は自社製品5~6種類のラインアップで始めましたが、すでにいい家具を作っているメーカーは数多くあり、メーカー製品の取り扱いに舵を切りました。未知の買い方、サービスのため、最初の開拓は大変でしたが、新しいサービスに共感いただいた熱意のあるメーカーの担当の方が、社内を説得してくれました。そのおかげで、ラインナップが一気に3万アイテムにも広がり、急に売れ始めたのです。同時に、2019年にはサブスクのブーム到来。メディアで大きく取り上げられるようになったのも追い風でしたね。さらには、ベンチャーの起業が増えたことで、キャッシュフローが少ない中、低コストでインテリアを調達できる手段として認知されるようになったのです。また、期間が過ぎて返って来た家具を、二次流通の会社に売却し再利用してもらっていることが、CSRの観点からも評価していただけている要因でしょう。法人・個人を問わず、シェアリングに抵抗感が薄れたことで、サブスクを利用するメリットが理解してもらいやすくなっています。おかげさまで現在では、大手企業からの引き合いや、個人からの問い合わせも増えている状況が続いています。

おしゃれな街・表参道への移転が人材確保を容易にした最大のファクター

株式会社サブスクライフ

私を含めた4人のメンバーによるsubsclifeのビジネスは、五反田のシェアオフィスでスタートしました。現在の表参道のオフィスに移転したのは、2018年7月のことです。移転を考えた理由の一つは、事業が軌道に乗り始めメンバーの増員を考えたこと。シェアオフィスでの増床は単価が高く、また区画ごとの拡張になるので、時としてコスト的に無駄が生じることが多いからです。

そして、さらに大きな理由がビジョンの具現化です。当社では「日本の家の中を、世界一、豊かな国へ。」という企業ビジョンを掲げています。その意味で、企業ブランディングや社員の意識の向上を企図した場所に拠点を構えることが重要だと考えました。そのため、表参道、恵比寿、目黒界隈を候補地として、いくつものビルを検討したのですが、なかなか内覧までこぎつける物件はありませんでした。そうした中、見つかったのが現在の表参道のオフィスです。決定の理由の一つは、まず立地。三つの路線が通っているので便利で営業効率がいい上に、街自体がおしゃれなこと。ちょっと歩くだけで、最新のトレンドがあり刺激的な楽しい街並みが広がっていることです。

二つ目はコストが安かったこと。30~40坪のスペースを探していたのですが、ここは坪単価が安い上に敷金も6ヶ月で済んでいます。しかも、ビルの正面入口の真正面であり、まるで当社が建物の顔であるかのような位置関係から、来客の方にもアピールしやすいのです。

さらに三つ目として挙げられるのが、オフィス内にトイレが二つあること。増員した男女のメンバーが、たった一つのトイレを利用するのは些細なことですが気を遣いますし、想像するだけでも恐ろしい光景でしょう(笑)。そのため最初から、新しいオフィスのトイレは二つ以上と決めていたのです。

移転後は採用が格段にしやすくなり、6名だったメンバーは現在21名にまで増員しています。最近は会議室不足が懸案事項でしたが、これは、はす向かいの部屋を借り増すことで対応する予定です。

リモートワークは時代の要請。だからこそ“よりどころ”のオフィスが重要に

株式会社サブスクライフ

当社では今年の1月からフリーアドレスにし、さらに3月からはコロナウイルスの影響から、全社リモートワークを導入しました。規模の大小を問わず、多くの企業が同じ状況にあると思います。ただ、急激なリモートワークへの移行は、業務を取りまとめる役割のマネージャークラスにとっては、大きな障害にもなりかねません。コミュニケーションの量や密度が、これまでとは大きく変わってくるからです。

ただ、一度導入したリモートワークが、コロナウイルス騒動が収束したからと言って完全になくなるとは考えにくいでしょう。セントラルオフィスは縮小して、自宅での業務や、サテライトオフィスが増加することも考えられます。だからこそ、全社員にとってのよりどころ、つまり会社の中核としてのオフィスの在り方が問われる時代が来ると考えます。

言い換えれば、社員の人数やビジネスのフローに応じて、ワークプレイスの在り方も刻々と変化していくでしょう。その環境の変化に、柔軟に対応できるサービスこそが、当社が提供するサブスクリプションだと信じています。その意味で、ビジネスの仕組みが出来上がった今年こそ勝負の年であり、法人・個人を合わせた、社会全体に豊かな環境を提供していきたいと考えています。

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上記内容は BZ空間誌 2020年夏季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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