通行量の増加と空室率の改善には高い相関
幅広い業種で出店ニーズが回復
空室率4.3%に低下
※ 本レポートは2023年11月に発表されたものです。
はじめに
CBREは、日本最大規模の来街者数を誇る、心斎橋筋商店街の「トラフィックデータ」(歩行者通行量データ)の分析、PR業務を受託しております。CBREは、これまで国内主要商業地の路面店舗の賃料相場や空室率のデータを一般公開しており、心斎橋筋商店街が提供する、「トラフィックデータ」を加えることで、心斎橋エリアの現状を国内外に広く伝える。
1. 今期の心斎橋筋商店街
1-1 2023年Q3の総通行量は2019年比83.0%の水準まで回復
心斎橋筋商店街の月別通行量の推移をみると、2023年はコロナ禍以降で引き続き順調な回復をみせている。2023年7月及び8月については通行量の増加がみられ、夏の大型イベントが通常通り開催されたこと等により国内旅行者の集客が高まったことが要因の一つと考えられる(Figure1)。
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1. 今期の心斎橋筋商店街
1-1 2023年Q3の総通行量は2019年比83.0%の水準まで回復
1-2 夕方以降の通行量の回復が目立つ一方で夜遅くはペースダウン
1-3 通行量の増加と空室率の改善には高い相関がみられる
作成:2023年11月