池袋における商業マーケットの特徴として、まず、大型商業施設のはたす役割の大きさが挙げられる。駅ビルもしくは駅近隣の、西武百貨店、東武百貨店、メトロポリタンプラザ、パルコ、丸井、複数の家電量販店等、大型商業ビルのパワーが圧倒的に強く、そのため、他の都内主要商業地に比べ店舗立地は狭い範囲に限定される傾向にある。
また、ここ最近の大型店舗の新規出店は2007年7月のヤマダ電機と、単独店舗ではないが西口の「Echika 池袋」であり、それぞれ明治通り沿い、地下街の賑わいを創出しているものの、それに触発された新規需要は見られない。池袋の路面需要は、やはり東口側のサンシャイン60階通りに最も集中しており、グリーン大通り、明治通り沿いはまだ潜在ニーズがあるものの、大通りから1本中に入り、さらに空中店舗や地下階店舗となると空きが多く、空室が長期化するケースも見受けられる。
ただし、東口側は開発案件が数多く控えていることもあり、池袋全体としては東高西低の構図がより鮮明化。加えて、三越跡のヤマダ電機進出で、既存家電量販店との生き残りをかけた競争が、さらに激しさを増していくものと思われる。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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