銀座に次ぐ都内有数の商業集積地である表参道は今、原宿周辺が特にホットなエリアになりつつある。昨年の 「H&M」オープンを皮切りに、今年は「フォーエバー21」「コレクトポイント」「キットソン」等が出店。国内外の大 手SPAが旗艦店舗を構えることとなり、エリアの持つ集客力がいっそう高まっている。
さらに明治通りの拡幅工事の効果も含め注目するテナントは多い。ただし同エリアにおいても、景気後退が顕著となった2008年後半以降は退店テナントが顕在化してきており、立地による二極化が進んでいるといえるだろう。出店希望テナントの絶対数も、既存店のてこ入れ、出店凍結・見直しという理由で減少傾向にある。加えて、昨年まで高額賃料で 成約していた外資系ラグジュアリーブランドの出店意欲も衰退してきた。
昨年と同じ水準で出店を希望する店舗は明らかに減っているが、それでも右地図の赤及び赤に近い場所の黄色で示した超一等地では、昨年と同等もしくはそれに近い条件での成約事例も認められる。一方、黄色でも青寄りの一部や青色の立地ではニーズが激減。竣工後1年以上空室の新築ビルも存在し、さらに開発が頓挫した事例も見受けられる。
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