2棟の新築ビルは順調にニーズ獲得。
さらなる開発群にも需要喚起を期待。
既存物件を中心に相場上昇
シービーアールイー(株)の調査によると、札幌の2023年12月期の空室率は対前期比0.2ポイント上昇の2.2%であった。企業の新規開設や拡張移転等ポジティブな移転案件が多く、竣工ビルが2棟あったものの大きな空室率アップにはならなかった。11月末に竣工した「桂和大通ビル51」は、大手保険会社・IT・コンサルティング系の企業等で決定してきており、 12月末に竣工した「T-PLUS札幌(北8西1地区再開発)」は、コールセンター・BPOの企業でオフ ィス区画は満室で竣工を迎えた。
オールグレードの想定成約賃料は、今期は調査開始以来の最高値を更新し、共益費込み15,860円/坪であった。「大通公園エリア」が前期比1.3%上昇ということで既存物件を中心に賃料の上昇が続いている。
2024年は新築オフィスビルの竣工が多く予定されており、需要を喚起しマーケットが活性化することへの期待感は大きい。
札幌支店 稲山 靖晃
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