050-5447-7862

平日 9:00〜17:30

物件を探す

事業用不動産のあらゆるニーズを網羅するサービスと豊富な実績で、お客様の課題を解決する最適なソリューションをご提案いたします。

お役立ち情報

CBREが手掛けた、さまざまな業種・規模の移転事例のご紹介を始め、オフィスや物流拠点の移転に役立つ資料・情報をご提供しています。

マーケット情報

独自収集したデータを元に、不動産マーケットの市況を分析予測し、市場変化をいち早く捉え、ポイントをまとめた市場レポートを配信しています。
また、物件レポート、業界トレンド情報など、事業用不動産の最新情報、トレンドを配信しています。

CBREについて

事業用不動産の分野において、世界有数の企業であるCBRE。日本国内におけるその強み、拠点、会社概要をご紹介します。

ヘルプ

物件検索の使い方や、会員サービス、よくあるご質問など、当サイトをより便利にご利用いただくための情報をご紹介します。

仲介業者様はこちら

賃貸オフィス・事務所の記事

東北 - 賃貸不動産市場 2023年12月期

昨年竣工した大型ビルの影響で、
空室率は4%台まで上昇。

新規募集賃料はほぼ横ばいで推移

CBREの調査によると、2023年12月期の空室率は4.4%と、対前期(同年9月期)比1.5ポイント上昇した。空室率上昇の主な要因は、2023年に竣工したビルの中でも大型の「アーバンネット仙台中央ビル」が、ある程度の空室を抱えたまま竣工したことである。ただし、空室率は大きく上昇したものの、悲観的な状況ではない。仙台を含めた支店経済の地方都市では、企業の意思決定から契約までのスピードが早く、竣工前の内見ができない物件を契約するよりは、実際に内見できる状態になってから決めようという動きの方が多い。ここ数年で竣工したビルは、竣工時に満室だったビルはあまりなく、1年以上を経て満室となっている。そのため、2023年に竣工したビルも、それに倣った形で推移していくと想定され、空室率は徐 々に落ち着いていくと思われる。

新規募集賃料は、ほぼ横ばいが続いているが、新築と既存ビルの睨み合いによるものと推察される。新築ビルは、それぞれの競合関係から高値追求ができない。また、既存で、これまでマーケットを牽引してきたビルは、新規募集賃料を上げると、新築ビルと競合するため、賃料を上げにくい状況だ。マーケット全体の床面積で、大きなウェイトを占めている、坪当たり1万円台前半のビルは、入居率を重視する傾向から、全体の賃料底上げには至っていない。しかしながら、新規募集賃料とは違い、ハイグレードの既存ビルでは、現入居者に対する値上げ交渉が、引き続き行われているようだ。今後は、新規供給も落ち着いてくるため、空室率は低下し、一時的に落ち込むと予想される賃料も、回復傾向となるだろう。

再認識される耐震性能の重要性

仙台市中心部では、新築ビルが供給される反面、旧耐震ビルが多いことも気になる点である。東日本大震災から10年以上の歳月が経ち、耐震性能の重要性が風化しつつあったが、今年1月の能登半島地震によって、ビルや住宅の倒壊という痛ましい事象が数多く起こり、再びその重要性が浮き彫りとなった。しかし、建築費の上昇が続く中、建て替えに舵を切るのは容易ではなく、個々のビルオーナーというよりは、行政などの協力のもと、様々な方法でビルの価値を高める方法を、模索する必要があるだろう。

仙台支店 山本 和良

続きを見るにはログインが必要です

  • 会員ログインのご利用には、ブラウザや端末のCookieの設定を有効にする必要があります。 詳細はこちら
  • 2022年2月より新会員サービスの提供を開始いたしました。お手数をおかけいたしますが、旧会員の方は 新規会員登録 をお願いいたします。

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

上記内容は BZ空間誌 2024年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

記事を探す

物件をお探しのお客様専用窓口

CBREの記事をお読み頂き誠にありがとうございます。
ご移転のプランニングや優良未公開物件の仲介をご用命の際は右記のフォームからお問い合わせください。

物件相談フォーム