まとまった空室が発生している一方、新築物件の空室消化が進み、空室率は横ばい。
金沢駅西エリアでニーズ増加
2022年12月期の金沢における空室率は14.4%と前期(同年9月期)より0.1ポイント低下した。
おもに製薬会社の縮小移転によりまとまった空室が発生している一方、金沢では比較的多い20~30坪のニーズが堅調だったことと、昨年竣工した「JR金沢駅西第四NKビル」への入居が開始し、空室消化が進捗したことにより、全体として、ほぼ横ばいとなった。
これまで、金沢駅西エリアについては、全体的に堅調なニーズがあったが、単純な拡張・縮小以外に、人材採用等を鑑み、設備改善を動機とするニーズが増加傾向にある。これにより金沢ではそれほど数の多くない2010年代以降に竣工したビルへの引き合いが増えつつある。
大型供給で賃料水準微減
想定成約賃料については、前期より微減し10,830円/坪となった。これについては、先述の「JR金沢駅西第四NKビル」が竣工したことにより、周辺の同規模のビルにおいて、柔軟な価格対応をしていることがおもな要因である。
金沢営業所 沢田 貴弘
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