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名古屋 - 賃貸不動産市場 2017年12月期

19年ぶりに空室率は2%台へ。成約賃料は今後も上昇傾向。

グレードA空室率大幅低下

シービーアールイー(株)の調査による、2017年12月期の名古屋オールグレードの空室率は、対前期(同年9月期)比0.8ポイント低下の2.6%と、19年ぶりに3%割れとなった。また、グレードAの空室率は、対前期比マイナス2.3ポイントの2.3%と大幅に低下した。特に、小売業大手1社が、郊外の自社ビルから新築グレードAビルへ本社機能の移転を決定したことが大きく影響した。同ビルでは、まとまった空室が残っていたが、貸室総面積の2割相当が一気に消化されることとなった。

空室在庫がますます減少していることから、スペース確保を優先したいテナントが、入居ビルに解約が出ると、外部へ募集される前に、早々に館内増床を決めるケースも出てきている。新規募集床の供給は、2019年まで見込めないため、空室率はさらに低下していくものと予想される。

今期のグレードAビルの想定成約賃料は、対前期比0.8%上昇の24,550円/坪、対前年同期比では4.5%の上昇となった。これは、空室が残りわずかとなった複数のビルで、募集賃料が引き上げられたことが主因である。同グレードの賃料はさらに上昇し、2018年末には、2017年12月期の実績に対して、1.2%の上昇を予想する。

名駅では床の確保競争が加速

テナント企業は引き続き業容を拡大しており、増床、新規開設の需要が増加し続けている。「名駅」エリアを希望する傾向は依然強く見受けられるが、同エリアへテナント企業が移転したことによる、「伏見」「栄」エリアの二次空室も順調に消化されており、両エリアとも募集床は極端に不足した状況になりつつある。

また、「名駅」エリアでは、リニア中央新幹線の工事に伴う立ち退き移転が具体化しており、一層の募集床不足の状況になることは必至である。実際、一つの募集区画に対し、入居希望が複数バッティングするケースも増加しており、賃料の大幅な値下げや、長期間のフリーレントといったテナント側の要求が通らなくなってきている。

このような状況下で、テナント企業は、移転計画について迅速かつ的確な意思決定が求められる。そのために、常にオフィスマーケットの状況を注視し、自社の拠点戦略をアップデートしていくことが、今後ますます重要になるであろう。

名古屋支店 近藤 実

相場表

種別 賃料(共益費込) 需給の動向 空室率
推移
名駅 15,000円~30,000円/坪 築浅大型ビルの空室は極めて少ない状況。立地改善移転を中心に需要が集中。 低下
名駅西 11,000円~15,000円/坪 人材派遣や専門学校のニーズが多いため、土日入館可能な物件への需要は強いが、対象物件は少ない。 やや低下
伏見 10,000円~15,000円/坪 伏見駅周辺の利便性の高い経年物件や、コスト圧縮が可能な物件を中心に空室消化。二次空室もほぼ消化された。 やや低下
11,000円~16,000円/坪 新規供給はないものの、二次空室が発生し選択肢が増えている。大型面積への需要が高まっているが、駐車場確保がカギとなる傾向にある。 やや低下
丸の内 9,500円~15,000円/坪 築浅物件が比較的多いことから、中心部からの設備改善目的や、郊外からの移転事例が多い。桜通沿いでは成約賃料が上昇傾向。 やや低下
周辺都市(岐阜) 8,000~10,000円/坪 引き続きテナントの動きが少ない状況である。駅前で長く空室を抱えていた物件で、空室消化が見られた。 横ばい
周辺都市(三河) 9,500円~12,000円/坪 刈谷駅エリアへの新規出店・拡張移転ニーズは旺盛だが、大型空室は皆無。今後、メーカー系以外の業種にも移転需要が拡がると予想される。 横ばい
周辺都市(三重) 8,000円~11,000円/坪 近鉄四日市駅至近、津駅周辺物件は、引き続き空室が少ない。両エリアともに新規供給予定はなく、駅近、築浅物件で空室消化が顕著。 やや低下
周辺都市(静岡) 8,500円~11,500円/坪 新築オフィスビル「日本生命静岡ビル」への移転により発生した空室で、商談が進んでいる。 横ばい
倉庫・配送センター 2,800円~3,800円/坪 尾張・名古屋港・三河の各エリアでは、需要は多いが引き続き空き倉庫情報が少ない。2017年、2018年竣工の大型新築倉庫の空室は順調に消化されている。 やや低下
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

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上記内容は BZ空間誌 2018年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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