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賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社TalentX|成長ベンチャーに訊く

人的資本経営時代に適した採用変革を。持続可能な採用マーケティングを支援するサービス「Myシリーズ」を提供。

株式会社TalentX

外部リソースを活用したペイドリクルーティングから、自社リソースを活用した持続可能なオウンドリクルーティングへ。株式会社TalentXでは、採用にマーケティングの概念を取り入れ、「戦わない採用」を実現するプラットフォームを提供している。同社社長であり、『人材獲得競争時代の戦わない採用「リファラル採用」のすべて』の著者でもある鈴木貴史氏に、オフィスが潜在意識に与える影響と、その価値について訊いた。

株式会社TalentX
代表取締役社長 CEO
鈴木 貴史

株式会社TalentX 代表取締役社長 CEO 鈴木 貴史氏

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株式会社TalentX

企業と個人の本質的なマッチングを、リファラル採用を日本で先駆けて啓蒙

弊社TalentXは、創業事業であるリファラル採用サービス「MyRefer」をはじめ、採用MAサービス「MyTalent」や採用ブランディングサービスなど、優秀な人材の獲得を効率化するプラットフォーム「Myシリーズ」を提供しています。

もともと私は人材サービス会社の法人営業として企業の採用支援をしていました。その中で求人票や職務経歴書に依存した既存の日本の採用市場は、本質的なマッチングが行われていないという課題認識がありました。言うなれば、お互いに攻略し合いアピール合戦をしている状態。企業の魅力と求職者の魅力を求人票や職歴書以上に引き出し、より本質的なマッチングを創出するにはどうすれば良いのかを考えた時に、人と人とのつながりを活かしたリファラル採用というアイデアが生まれました。社員は社内の魅力を理解していますし、応募者も友人なので「彼はここが優秀」といった、本質的な魅力を知っています。高確率でミスマッチのない人材を獲得する仕組みをつくることができると考えました。

MyReferサービスの創業は2015年。事業を進めていく上で課題は多かったのですが、まずは顧客にリファラル採用を理解してもらうことが第一でした。日本の多くの大企業では、採用は本社の一括業務で現場との距離が遠い。そのため、現場社員に採用をお願いするのは、人事にとって抵抗が大きい状況でした。また、その当時、日本においてリファラル採用は馴染みのない文化であるため、SaaS利用の前に自社の従業員紹介の制度設計から必要になるケースが大半でした。リファラル採用をしてくれた従業員にインセンティブを支払う場合、例えば、土日にたまたま友人と飲んでいるタイミングで紹介すると、それは業務にあたるのか? 労働組合的にも大丈夫なのか? といった論点もありました。特に弊社は、市場に新たな採用文化を創ることを目的に大企業向けにサービスを提供していたため、テクノロジーで効率化する前のコンサルティングがそもそも必要という状況で、1社1社地道な啓蒙活動を続けました。

株式会社TalentX

同じ空間で働く潜在的価値と長期的な体験価値

アーリー期はレンタルオフィスを拠点にしている時期もありました。デスクと椅子しかないオフィスでホワイトボードもコピー機もない状態。エアコンも19時で止まってしまう所で、流石に今思うと結構やばいですが、当時はそれも含めて楽しんでいました。

おしゃれなオフィスだとアイデアが出るとよく聞きますが、アーリーフェーズにおいての短期的な創造活動への影響はあまりないと考えていました。GoogleやAmazonはガレージから生まれていて、彼らはおしゃれでクリエイティブな空間にいたからアイデアが降ってきて創業したわけではない。起業の時はどのような環境であっても、まずは同じ空間で仲間と一緒に働くことに潜在的な価値があると思っています。

一方、長期的な観点で、オフィス環境は事業成長にとても大切な要素だと思っています。だからこそ、PMFが見え始めたシリーズAの資金調達後、人形町に正式なオフィスを構えました。他社とかぶらず、リーズナブルで、デザインにこだわれる場所にしようという選択です。お客様が遊びに来やすく、リファラルで友人を連れて来やすい設計。最初はビルの1階部分を使っていましたが、最終的には複数のフロアを50名ほどの社員で使用していました。社員は皆仲が良いので一体感はありましたが、フロアが分かれると徐々に効率の悪さを感じるようになり、3年後のシリーズBの資金調達と同時に、現在のオフィスに移転を決めました。

株式会社TalentX

オフィスの潜在的課題をポジティブに 「オフィスを科学する」

新たなオフィスを神楽坂に決めた理由は、アクセスとコストと独自性です。独自性の観点では、神楽坂にはITベンチャーが少なかったため、イノベーションカンパニーとして牽引できればという思いがありました。オフィスは、ワンフロアによる一体感の醸成を絶対条件として、状態目標を設定。「社員が行きたくなる体験価値の創造」を目標に、ガラス張りでワンフロアが見渡せるつくりにしました。各空間はオンとオフが両立し、社員の協創やチームプレー促進を促せるような設計にしています。一方、オフィスが地下にあることで「外界から閉ざされた空間では潜在的に閉塞感を感じるのではないか?」という課題もありました。心理学的観点からも、開放感は知的活動を行う上で重要な要素です。そこで「中にいるのに外にいる感覚を持つことができる」環境づくりを行いました。自然を感じるようグリーンを取り入れ、照明は外界と連動した体験を創出できるよう太陽光の動きに連動して調光されます。結果的に、朝会社に出社した際は外の景色同様の明るさで、帰宅前には暗くなる、外界と連動した体験を創出できています。また、「自分たちのオフィスを楽しむ」という観点で社員からアイデアを募り、筋トレスペースや各種ファシリティをアップデート。オフィス移転というイベントを一つの目的で終わらせず、オフィスを科学することで「変化を楽しみにいった」点が、TalentXらしいなと思います。

未来のインフラを創出し、HRの歴史を塗り替える

TalentXにとっての「オフィス」とは、ビジョンやパーパスの実現をめざすための攻めの施策の一つであり、HRテックサービスを提供する会社として「働く環境」に哲学やこだわりを持ってオフィスづくりをすべきだと考えています。

人的資本経営が着目され、企業の人材獲得競争が激化していく中、「Myシリーズ」の導入実績は2023年9月に1,000社を突破。業界問わず国内大手企業を中心に100万名を超える社員にご利用いただき、日本の企業価値ランキング上位50社のうち1/3以上の企業に導入いただいています。今後も「人と組織のポテンシャルを解放する社会の創造」のため、日本企業の採用変革を支援してまいります。

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上記内容は BZ空間誌 2023年冬季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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