050-5447-7862

平日 9:00〜17:30

物件を探す

事業用不動産のあらゆるニーズを網羅するサービスと豊富な実績で、お客様の課題を解決する最適なソリューションをご提案いたします。

お役立ち情報

CBREが手掛けた、さまざまな業種・規模の移転事例のご紹介を始め、オフィスや物流拠点の移転に役立つ資料・情報をご提供しています。

マーケット情報

独自収集したデータを元に、不動産マーケットの市況を分析予測し、市場変化をいち早く捉え、ポイントをまとめた市場レポートを配信しています。
また、物件レポート、業界トレンド情報など、事業用不動産の最新情報、トレンドを配信しています。

CBREについて

事業用不動産の分野において、世界有数の企業であるCBRE。日本国内におけるその強み、拠点、会社概要をご紹介します。

ヘルプ

物件検索の使い方や、会員サービス、よくあるご質問など、当サイトをより便利にご利用いただくための情報をご紹介します。

仲介業者様はこちら

賃貸オフィス・事務所の記事

株式会社Kiva|成長ベンチャーに訊く

ECサイトの商品を延長保証。消費者に安心できる買い物と、EC事業者には競争力を提供する。

株式会社Kiva

「良いものを長く安心して使ってもらいたい」と、EC向けの延長保証サービス“proteger(プロテジャー)”を提供する株式会社Kiva。利用者はECサイトで購入した製品に有料のオプションである延長保証を申し込むことで、メーカー保証期間終了後でも修理や返品交換を無償で受けられる。消費者に安心と信頼を与え、EC事業者も収益を得ることができる新しいシステム。その誕生と働く場への想いを野尻社長に訊いた。

株式会社Kiva
代表取締役社長 CEO
野尻 航太

株式会社Kiva 代表取締役社長 CEO 野尻 航太氏

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

株式会社Kiva

三方を知り、良しとなるビジネスを

“proteger”は、ECサイトでの商品購入時に、オンラインで簡単に保証をつけることができるシステムです。製品に不具合が生じた時に、WEB上で24時間申請が可能。申請後、商品を返送していただければ、追加の支払いをすることなく修理や交換を受けることができます。またEC事業者は、初期費用・月額使用料を支払うことなくご利用いただけます。販売商品に安心という価値をつけることで競合他社との差別化を図ることができ、そして、商品を購入したエンドユーザーの支払いの一部が、EC事業者にバックされる仕組みになっています。

消費者サイドは今まで信頼度が不透明とされてきたECサイトでの購入の不安を解消でき、EC事業者は競争優位性を得ることができる。一つのビジネスとして成立させたことは新しいですが、すでに似たようなサービスはAppleCareや家電量販店で行われていて、ニーズは証明されています。自分自身も一つのものを長く使いたいので、自分の中でも納得できるサービスだと思っています。2022年5月に損害保険ジャパン株式会社と提携したことにより、さらなる満足度の向上が図られています。

株式会社Kiva

起業を決めたら即行動、実現するまでしつこいタイプ

とにかく昔から本が好きでした。大学時代はビジネス書にハマり読み漁り、経営学部だったのですが、授業で学ぶ教科書を手に入れたらすぐに読み終えてしまったくらいです。知識がつくと自分で行動を起こしたくなるもの。学生時代は北海道に住んでいたのですが、興味を持った起業家の講演会にはどんなに遠くても参加するようになりました。講演者への質問は常に自分が一番最初。その時には、すでに起業という明確な目標がありましたね。

ある時思い立って、中古買取情報サービスのウリドキの社長のTwitter(現X)にDMでコンタクトを取ったんです。コネや人脈なんて全くありませんでしたから、行動するしか方法はない。それがきっかけで、自分で事業を立ち上げるまでの2年間この会社に就職し、しっかり勉強させていただきました。「どうせ起業するんだったら早い方がいいよ」と、背中を押してくれたのも、その社長です。

最初に個人で始めた事業はフィギュアの個人間売買でした。他の商品はともかくフィギュアの市場なら日本にチャンスがあり、まだ誰も手をつけていないと思ったからです。わからない中から事業を始めたので、ずいぶん勉強をしました。秋葉原と中野と池袋に通い続けて一気に知識を詰め込み、時には自ら購入して良さを理解しようとしました。

フィギュアの売買は盛んで、プレミアがつくと価格が上がります。ですが、偽物も多く出回るようになってきている。そこで安心して買ってもらえるように鑑定を入れ、保証をつけてみたんです。すると、大手のモールやフリマサイトより高く売れる。protegerの事業につながるアイデアは、この頃の経験から出てきたものだと思います。

Kivaの共同創設者、取締役の磯崎裕太はその時代からの知り合いです。以前から彼のことはブログで知っていたのですが、直接の出会いは、彼がTwitterの中で「カフェで勉強する」と発信をしたのを見て、いきなりそのカフェに出向いたことから。会った瞬間に「この人だ」と思いましたね。お互いに持っている武器が違ったので、それで一緒に戦っていこうと決めました。

株式会社Kiva

中央区築地こそ当社の拠点

2020年12月に会社を登記する3ヶ月前から、礒崎と横浜市藤が丘の事業所兼住居で共同生活を始めました。やらなきゃいけない環境に身を置くと言うか、一緒に住むぐらいしてやらないと何も始められないと考えたわけです。神奈川県には縁もゆかりもありません。不動産屋に勧められるがままに、安いからという理由だけでそこに決めました。2LDKで7万円。1人3万5000円なので、会社が潰れても最悪UberEatsでもやればなんとかなるんじゃないかと。その5ヶ月後、藤が丘ではさすがに東京都心から遠かったため、用賀にオフィスを構えました。用賀を選んだ理由も、田園都市線で通いやすく一応東京都だという理由だけです。10名くらい入るオフィスを5名前後で使用していました。 

オフィスのグレードや立地の重要性に気づいたのは、2022年5月に損保ジャパン様と契約をする前くらいからです。会社と取引をする前は、必ず、オフィスに相手先が訪れます。そこで契約がダメになることを、数回経験しました。自分たちがいくら頑張っていても、事務所の立地や見栄えで話が進まない。そこで、自分たちが発注者の立場になったとして、どうするだろうかを想像してみました。どこの、どのようなオフィスの企業となら契約するだろう?一緒にビジネスをするだろう? すると、保証という安心を提供する会社は、どこにどうあるべきかという答えが導き出されました。それが今の、中央区築地のオフィスです。

利益が出せるビジネスモデルで4年後の上場を目標に

結果を出せるオフィス、必要なものを社員に提供する無駄のないオフィス。現在の中央区築地の次に考えている場所は、日本の金融の中心である千代田区大手町あたりでしょうか。そこに一切のエゴはなく、自分たちの事業が成功するために必要なツールとして選択したいと考えています。

当初の取扱商品は7万アイテムほどでしたが、現在は50万アイテムにまで増加。今後も増えていく予定です。もちろん、修理を請け負っていただくパートナー企業の数も、ますます増えていくでしょう。とはいえ、現在のビジネスモデルならさほどの人員は必要なく、30人規模でも上場は可能と考えています。当社では、コロナ禍のピークの一時を除けばすべて出社して働くことを前提としており、それに賛同してくれる方、顔を合わせて一緒に働きたいと言ってくれる方と、これからも少数先鋭で人材にはこだわっていくつもりです。

IPOの目標は2027年。確実に黒字で、文句がない状態で4年後の上場をめざしていきます。

ご移転計画のあれこれ、お気軽にご相談ください

CBREでは事業用不動産のプロフェッショナルチームが、お客様の経営課題や不動産にかかわるさまざまな課題解決をサポートします。

上記内容は BZ空間誌 2023年冬季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

記事を探す

物件をお探しのお客様専用窓口

CBREの記事をお読み頂き誠にありがとうございます。
ご移転のプランニングや優良未公開物件の仲介をご用命の際は右記のフォームからお問い合わせください。

物件相談フォーム