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freee株式会社 | 成長ベンチャーに訊く

ケーススタディ

2020年1月27日

freee株式会社 カルチャー推進 碇 奈弓氏

freeeのDNAは「遊び心」。
社員一人ひとりが
リラックスして仕事できる、
自由気質のオフィスを構築。

freee株式会社
カルチャー推進  碇 奈弓

freee株式会社

従業員300名以下の企業を支える、
経理と人事労務のクラウドサービスを提供

freee株式会社

freee株式会社は、「スモールビジネスを、世界の主役に。」というミッションのもと、2012年に設立された会社です。日本国内の全企業のうち、99.7%は中小企業が占めていますが、中でも従業員300名以下の企業を対象に、経理業務を自動化する「クラウド会計ソフトfreee」や、給与計算・勤怠管理・労務管理などを一括して行える「クラウド人事労務ソフトfreee」などのクラウドサービスを提供し、事業の効率化や成長のサポートをしています。

もともとは弊社CEOの佐々木大輔が起業したのですが、彼が仲間達と立ち上げた前身の会社や、以前所属していたGoogle、また、自営業を営む実家などで経理業務の大変さを目の当たりにしたことが、現在の主軸となっているプロダクトの開発につながったと聞いています。

企業の経理部門といえば、日々請求書の作成や振り込みなどの作業に追われ、時期が来れば年末調整や確定申告の手続きなど、時には寝る間も惜しんで業務にあたります。そのうえで担当する社員の方が少ないとなれば、その負担は計り知れないものがありますよね。そのような方のお役に立てるようなサービスを私たちはお届けしています。

創業からの7年間で移転は5回
現オフィスのある“五反田”がお気に入り

freee株式会社

弊社は現在、品川区の五反田にあるオフィスビルに本社を構え、全国7ヶ所に支社や営業所を設けています。社員数は約500名で、ほとんどのメンバーが本社勤務です。2012年7月の創立当初こそ、創業者である佐々木の自宅マンションをオフィスにしていましたが、2013年1月からは麻布十番のオフィスビルに入居しました。その後、手狭になり、2013年9月には同じく麻布十番で70坪のオフィスを借りることに。しかしそちらも1年と経たないうちに社員が40名ほどに増え手狭になってしまったので、2014年7月には五反田で210坪のオフィスを借り、社員が100名ほどに増えた2016年1月の段階で、同じく五反田にある、現在のオフィスビルに転居してきました。

創業からの7年間でオフィスは5度変わり、現在のオフィスが最も長い間入居していることになります。とはいえ、こちらのビル内でも社員を増やすタイミングで増床を行い、入居当初は3フロアのみ借りていたのが、いまでは地下1階から地上11階まであるうちの8フロアを、弊社がオフィスとして借りている状態です。

五反田エリアで移転を行い、同じビル内で増床をしてきた理由としては、福利厚生で家賃補助が受けられることから、会社の2キロ圏内に住居を借りている社員が多いことと、飲食店が充実している五反田なので、昼食時や退勤後にも社員同士のコミュニケーションが生まれやすいことを考慮しました。住んでよし、働くのにもよしの五反田は、CEO佐々木のお気に入りのエリアでもあり、今後もできる限りこちらに留まりたいという想いがあります。そのため、これまでもそうでしたが、他のフロアが空く際にはビルのオーナー様からひと言お声がけをいただけるようにお願いしてあります(笑)。

ヒトもオフィスもオープンな雰囲気
くつろいだ感覚で仕事ができる自由な職場

freee株式会社

創業して10年に満たない弊社は、エンジニアやインサイドセールスの担当者を中心に比較的若いメンバーで構成されています。CEOの佐々木をはじめ、経営陣はオープンな人柄で、業務における上下関係はなく、オフィスのデザインやインテリアにもそのような企業風土が反映されています。

社長室は設けておらず、受付や執務室、会議室などもガラス貼りなので、どこで誰が何をしているのか分かりやすく、オフィス全体をオープンなデザインにすることにより、ゲストで訪れた外部の方にも弊社の雰囲気を掴んでいただきやすいようになっています。

また、社員一人ひとりの自席は設けていますが、オフィスのどこにいても仕事ができる環境を築いています。全社会議やセミナーで使用するフロアが空いていれば、広々としたその空間で仕事をしたり、仲間とランチをすることもできますし、会社にいても自宅でくつろぐような感覚で過ごしてもらうために、リフレッシュや昼寝に使える休憩スペースや図書室、卓球ができるスペースなども設けています。一方、会議室は30室ほど確保し、間仕切りを設けた集中ブースも用意するなど、業務における各チームや社員それぞれのペースで、集中力や生産性を高められるようにもなっています。

弊社のメイン商材は、経理業務や人事労務で活用されるものであり、どちらかといえば堅いイメージが伴います。だからこそ、使って楽しいと思えるプロダクトをお届けしたい想いが創業時からあり、弊社の業務自体も、もっともっと面白くしていきたいと考えています。そのため、ムーディーな雰囲気の休憩スペースを設けたほかにも、柔らかなイメージのある木を採用して温もりが感じられるオフィス空間を演出したり、各スペースの時計はデザインが異なる個性的なものを採用するなど、常に「遊び心」を大切にしてきました。その遊び心こそがfreeeという企業の根底に流れるマインドであり、オフィス空間や社員一人ひとりにまで共有されているDNAだと考えています。

freeeらしい「遊び心」を大切にして、
社員からも顧客からも愛される企業に

freee株式会社

一般的にいえば、オフィスの形態はワンフロアが理想的なのかもしれません。しかし先ほどもお話ししたように弊社はこのビルで8フロアを借り、階層による隔たりがあります。だからといって業務の効率化やコミュニケーションを諦めたのではなく、スタッフたちが自ずと集まってくるパントリースペースを設けたり、懇親会といった社内イベントを月一で開催するなど、必然的に横のつながりが生まれる施策をハードとソフトの両面で行っています。

また、いまは自宅やカフェにいながらリモートワークで仕事ができる時代です。そのため、オフィスには「会社に来たほうがやる気が生まれ仕事がはかどる」と感じてもらえるような工夫が必要です。それがどのようなものになるのか、まだまだ思案中ですが、freeeならではの遊び心やカルチャーを反映させたものになることは違いないです。時代や働き方が変わっても、社員一同が同じ方向をめざす、結束力の強いワンチームでありたいですし、freeeらしい遊び心があるからこそ、お客様にも選んでいただける。そのような企業であり続けたいです。

上記の記事の内容は BZ空間誌 2019年冬季号 掲載記事 掲載当時のものです。

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