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株式会社コドモン | 成長ベンチャーに訊く

テクノロジーの力で、
保育の現場の省力化をサポート!
子どもを取り巻く環境の改善をめざす。

株式会社コドモン

0歳から15歳までの子どもを対象とする保育や教育の現場で、ICTを活用したサービスを展開している株式会社コドモン。会社の設立は、2018年11月。Webサービス会社が手がける事業の一つを、新たな会社として独立させたという。少子化が進行する社会において、コドモンの経営戦略はどこに向けられているのか。これまでのオフィスの変遷とともに、コーポレート統括部の小林氏に話を訊いた。

株式会社コドモン
コーポレート統括部ゼネラルマネージャー
小林 哲也

株式会社コドモン コーポレート統括部ゼネラルマネージャー 小林 哲也氏

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株式会社コドモン

ICTで先生の業務負担を軽減し
ゆとりのある保育の現場を実現

コドモンは、2018年11月、代表の小池義則が経営するWebサービス会社から、保育・教育分野に関わる事業を分割するかたちで設立された会社です。「子どもを取り巻く環境をテクノロジーの力でよりよいものに」というミッションを掲げ、保育園や幼稚園などで働く先生の負担や課題の解消をめざし、事業を展開しています。

サービスとしては、先生の業務を省力化し保育・教育の質向上をめざすICTサービス「CoDMON(コドモン)」をはじめ、保育者向けのオンライン研修サービス「コドモンカレッジ」や、園児の募集や職員の採用を支援する「ホイシル」などがあります。また、それらに加え、園などで撮影した写真を保護者に対して簡単に共有・販売できるサービスや、保護者向けの連絡アプリなども提供しています。おかげさまで、同様の保育施設向けサービスにおける市場シェアの約3割を弊社が占め、導入施設数は国内でトップとなっています。

現在、保育業界では、2025年に保育所の利用児童数がピークを迎え、その後利用者が減少していく中で、どのように地域の子育て支援機能を維持していくのかが課題になっています。いわゆる「保育の2025年問題」です。地域の少子化が進んだとしても、そこに保育を必要とする子どもが一人でもいる限り保育所の閉園はあってはならないのですが、少子化を背景に保育園などの定員割れが急増するといわれており、事業者である園はもちろん、お子さんがいるご家庭や社会の問題となってきます。そのような中で、私たちコドモンが貢献できることはどんなことだろうか。その使命感のもと、現場の課題やニーズをくみ取り、事業に取り組んでいます。

株式会社コドモン

プロダクトが軌道に乗り始め
オフィスの内装にもこだわれるように

今のコドモンのサービスは、2014年に小池の立ち上げたWebサービス会社が開発したシステムが原型になっています。子どもを対象としたサッカースクールの保護者連絡システムを開発し、その後、他の学校や保育園などからも同様の依頼を受けるようになりました。小池自身、保護者や先生に喜ばれていることを実感し、社会的に意義のあるサービスを展開できると思ったそうです。その後もプロダクトの改善に取り組み、2014年には、保育者の業務省力化ツールとしてサービスを刷新。保育者の業務負担軽減に向けたICTの導入に対し、国の予算がついたことも事業展開の追い風となりました。

小池自身は2009年に一人でWebサービス会社を起こし、新橋にあった雑居ビルの屋根裏部屋のようなスペースを他の経営者とシェアしたり、知人からマンションの1室を間借りしたりと、しばらくは拠点を転々としてきたと聞いています。社員の働く環境を意識しオフィスにこだわれるようになったのは、コドモンの原型プロダクトを手がけ、社員が5名ほどになった2014年から。浜松町近くのオフィスビルに移転し、フロアを木張りにしたり、お客様への印象を考え、エントランスや打ち合わせスペースの内装にもこだわったり。また、そのオフィスは社員5名に対して広さに余裕があったため、他の2社に声をかけシェアオフィスとしていたようです。

増員に合わせて広いオフィスへ
分室のほか、宮崎にも拠点を開設

浜松町近くのオフィスにいた期間は、4年ほどです。最終的には、社員がキャパシティの13名を超える規模になったため、コドモンの設立が近づいた2018年7月、70坪ほどの三田のオフィスビルへ移転しました。今後の採用加速を見据え、入社したい・働きたいと思ってもらえるように内装を工夫し、子どものまわりにいる大人たちの環境を整備する会社でもあるため、大人っぽくバーカウンターを設けてエントランスからも見えるようにするなど、視覚的な楽しさを盛り込みました。一方、メンバーやお客様が集うフリースペースからは執務スペースを見えにくくしたり、仕事を邪魔されず集中できる環境づくりも意識されていました。

11月にコドモンが設立され、開発部門とカスタマーサクセスサポート部門で増員を進めることになりましたが、オフィスが手狭となったため、開発部門は分室として近くのオフィスを借りることに。一方のカスタマーサクセスサポート部門は、お客様が3,000施設を超えたのを機に、2019年11月、企業誘致に力を入れられていた宮崎市にオフィスを新設することになりました。東京から遠く離れた宮崎市に、それまでご縁があったわけではありませんが、物件を紹介いただくなど、熱心にお誘いいただき、トントン拍子で話がまとまりました。

株式会社コドモン

働きやすさを意識した環境と施策で
業務の生産性を高めていく

2020年6月に、同じく三田にある現在のオフィスへと移転。広さは300坪で、分室の開発部門も併合し200名ほどが働ける余裕があります。これまでは社長がほぼ一人で内装や家具、業者選定まで行っていたようですが、この時期から、「オフィス移転プロジェクト」が立ち上がりチームとしてオフィス移転が進められるようになります。内装は、変化や積み重ねを連想させる積み木をモチーフにしており、執務スペースをはじめ、集中ブースや会議室、社内イベントを開催できるフリースペースやファミレス席、配信スタジオなどを設けています。コロナ禍以降は働き方が変化したため、今も社員たちの意見を聞きながら、オフィスの機能やレイアウトを調整している状況です。また、宮崎オフィスは2021年11月、増員に伴って宮崎市内で移転し、現在は50名ほどのメンバーが働いています。

コドモンは、保育者や先生の働き方や環境の改善を事業にしていることから、弊社自身も働きやすさを意識し、社員それぞれに適した勤務スタイルやオフィスの構築に取り組んでいます。特にコロナ禍以降は、メンバーが顔を合わせる機会が減ったため、社内のコミュニケーションが課題になっています。そこで、東京と宮崎のメンバーは、年に1度、2泊3日でそれぞれの職場へ自由に出張するという制度をつくったり、新しい社員が入社したときには「ウェルカムランチ」といってグループ内でランチ会を開いたりしています。今後も業務の生産性を高めることを目的として、働きやすいオフィスであることに加え、コミュニケーションを生み出したり、メンバーの一体感を感じてもらえるような施策も意識して打ち出していこうと考えています。

今後のオフィス戦略については、社員増に伴い近い将来考えないといけない課題ではあります。具体的な内容はまだ決まっていませんが、現在のオフィスと同様に社員アンケートを実施したりして、社員が働きやすいオフィスを構築したいと考えています。また、子どもを取り巻く環境整備の課題は日本だけとは限りません。将来的には、弊社サービスを海外でも展開できたらと考えています。

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上記内容は BZ空間誌 2023年秋季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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