Broker’s Opinion
- 京都を訪れる訪日外客数が増加している。そのため、四条エリアを中心にインバウンド需要の取り込みを狙うリテーラーの出店ニーズが高まっている。好立地の募集物件では、既存テナントの賃料を上回る金額で後継テナントが決まった事例が複数あった。
- スポーツブランドや食物販の出店ニーズも強い。出店検討エリアは四条通のほか、インバウンドなど人の流れが増えている新京極や寺町エリアに広がっている。2018年に出店した食物販の中には、売上の50%をインバウンドが占めている店舗がある。
- 国内デザイナーズブランドが築132年の町家を改装し京都初の路面店舗を出店するなど、“京町家”を改装して新たに出店するブランドが散見される。そのため、町家が多く残る祇園などの東山方向にリテーラーの出店エリアが広がっている。京都の文化や伝統を取り入れた店舗作りを嗜好するリテーラーが増えており、今後もこの流れは続きそうだ。
路面店舗賃料相場MAP
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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