旺盛な出店意欲を背景に空室消化が進む
ハイストリート賃料は6エリアで上昇
全国主要商業エリアの貸店舗市場動向をまとめた四半期レポート。
銀座、表参道・原宿、新宿、渋谷、心斎橋、梅田、栄、京都、神戸、福岡の最新動向を掲載。
銀座 空室率 | 銀座 ハイストリート賃料 | 心斎橋 空室率 | 心斎橋 ハイストリート賃料 | 栄 空室率 | 栄 ハイストリート賃料 |
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-0.7pts (前期比) |
+0.9% (前期比) |
+0.2pts (前期比) |
+10.8% (前期比) |
±0.0pts (前期比) |
±0.0% (前期比) |
- 空室率は9エリア中5エリアで前期から低下、ハイストリート賃料は10エリア中6エリアで上昇した。賃料がコロナ前の水準を上回ったエリアの数は前期(銀座、心斎橋、神戸)から変化はなかった。
- 積極的な出店の動きがみられたリテーラーは、ラグジュアリーブランド、アパレル、リユース、カプセルトイショップなど。ラグジュアリーブランドだけでなく、コロナ後の正常化およびインバウンド需要復活で売上が回復したリテーラーが牽引役となっている。
- ラグジュアリーブランドは好調な売上を背景に出店意欲が群を抜いて高い。ただし、今期に入ると東京や大阪で検討できる空室はほぼ枯渇した。ラグジュアリーブランドは視認性が高い複数階の大型店舗を選好する傾向がみられ、検討先は新規供給にまで広がっている。
Figure 1: 空室率(上)と ハイストリート賃料(下)