2013年、栄エリアでは、引き続き名古屋エリア初出店のブランドが見受けられた。なかでも、「オールドネイビー」は、南大津通へのファストファッションの集積傾向を印象付けたといえる。一方で、名古屋三越に、「エルメス」の西日本最大店舗がオープンするなど、南大津通に対するラグジュアリーブランドのニーズも根強い。2015年の名駅エリア開発に伴い、栄エリアのプレゼンスの低下が懸念されているが、歩行者天国等の多彩なイベントが奏功し、これまで同様、集客は好調であり、路面店舗ニーズへの影響はまったく感じられない。
新たな開発としては、2014年秋、南大津通沿いに、パルコが事業主体である「名古屋ゼロゲート(仮称)」がオープン予定。2015年春には、伊勢町通り沿いで、平和不動産が事業主体の「(仮称)S3プロジェクト」がオープン予定と、今後も大型開発案件が目白押しとなっており、栄エリアのリテールマーケットが、さらにヒートアップすることは明らかである。
路面店舗賃料相場MAP
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