2012年の名古屋駅前では目立った動きはほとんど見られなかった。引き続き飲食店の需要は高いものの、物販店に関しては路面出店事例が皆無に等しく変化に乏しい状況である。そのような状況下で唯一の大きな話題となったのが、2012年6月に竣工した「名古屋クロスコートタワー」である。地上17階、地下2階建のオフィスビルで、地上1階は「セブンイレブン」と老舗登山用品ショップ「駅前アルプス」が出店、地下1階は「チカマチラウンジ」と名付けられた飲食店街が開業し、新グルメスポットとして注目されている。
この地下部分は名古屋駅や他の地下通路等とつながっており、地下街の回遊性がさらに高まったといえるだろう。地下街においてはテナントの入れ替わりが散見されることから、底堅い需要がうかがえる。今後の動きとしては、今年5月に着工予定の「大名古屋ビルヂング」建て替えをはじめ、2015年中に三つの大型ビルが竣工予定となっており、街全体の活性化が期待される。
路面店舗賃料相場MAP
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