個人消費が低迷する中、銀座にはH&Mの日本1号店、ルイ・ヴィトンの旗艦店など、毎年必ず外資系ブランドの出店ニュースがあり、依然として海外リテーラーの銀座への出店意欲が旺盛であることを証明している。このようなブランド店を中心に低層階のニーズが高まる一方、中層階の商業用途(サービス、飲食)は、ここ1~2年の新規供給と高めの賃料設定から、リーシングが難航するケースが顕在化している。
ここ数年のフラッグシップショップの出店により街並みが変化しており、今後出店するブランドの立地戦略に影響を与えている。例えば、ラグジュアリーブランド系は晴海通りを境に2~4丁目方面を希望する傾向が高まり、5~8丁目はH&Mやアバクロンビー&フィッチの影響により、カジュアル系ブランドの集積が予想される。また、今後注目を集める通りは、まだ開発余地を残す2~4丁目にかけての外堀通りで、メインストリートの中央通り、晴海通り、昨今ブランド出店が続いた銀座マロニエ通りと、この外堀通りを結んだ2~4丁目のブロックは、これまで以上に各社が関心を示すゾーンとなるだろう。
商業の主動線、繁華街、商店街となるストリートの賃料を視覚化した『路面店舗賃料相場マップ』を独自に作成しています。
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