研究とサービス開発を推進、集積の利点を活かす新ラボ
ロート製薬は、目薬やスキンケアなどの製品開発を通じて培ってきた研究開発力を基盤に、再生医療分野にもいち早く取り組んできました。細胞を扱う技術や目薬製造で培った無菌製造技術を活かし、2013年には専門部署を立ち上げ、社会課題である健康寿命の延伸や、治療を待つ患者様のWell-beingの実現に向けた研究開発を進めています。
こうした取り組みをさらに加速させる拠点として開設したのが、「Rohto Cross Innovation Lab」です。先端の再生医療研究とサービス開発を推進する新たな研究拠点として、中之島クロスへ2024年4月にラボ・オフィスを構えました。医療機関様や研究機関様、様々な企業が集積するこの環境は、臨床研究と社会実装を同時に見据えた活動に最適だと考えています。
製造の国産化と独自開発で、再生医療の社会実装を支える
入居後は、産学連携が進めやすくなったことを実感しています。施設内の医療機関様や研究機関様との日常的な交流を通じ、臨床ニーズを踏まえた研究が進んでいます。弊社単独では得られなかった視点や連携によるスピード感は、この立地ならではの価値だと感じています。
施設内には細胞培養加工施設も併設されており、高品質な細胞を拠点内や近隣医療機関様へ迅速に提供できる点も大きな強みです。オフィス内のコネクションラウンジは、これまでの製品やサービスに加え、新たな取り組みを紹介する場として活用しており、社内外のコミュニケーション促進を狙いとしています。
「Rohto Cross Innovation Lab」では、脂肪由来間葉系幹細胞など多様な細胞ソースを用いた治療法の開発を推進するとともに、細胞製剤にとどまらない新たなモダリティー開発にも挑戦しています。組織入手から最終製品製造までの国産化、培地や自動機の独自開発、共同研究の推進などを通じ、再生医療の社会実装を支える基盤づくりを進めていきます。
今後も中之島クロスを起点とした共創を深め、まだ治療法のない疾患に新たな選択肢を届けていきたいと考えています。


