金沢駅西に待望の大型ビル竣工。空室率は上昇するも空室は消化見込み。
大型供給で空室率上昇
2022年9月期の金沢における空室率は、14.5%と前期(同年6月期)より6.9ポイント上昇した。
空室率上昇は、2022年9月に久々の大型新築物件である「JR金沢駅西第四NKビル」が、空室を残したまま竣工したことが主な要因だ。しかし、当物件には周辺入居企業から、多くの関心が寄せられ、契約見込みとなっている区画もあることから、空室は徐々に消化していくだろう。一方、移転を決めた企業の二次空室が発生することがいくつかの物件で示唆されており、入居テナントの館内増床・移転の動きが見られた。
空室率は10%を超え、テナント誘致にあたり、リーシング施策を講じるなど変化するマーケットに敏感に対応していく必要がある。
賃料水準はほぼ横ばい
想定成約賃料は前期より微減し10,880円/坪となったが、賃料相場には大きな変動はなかった。今後、空室率上昇が続いた場合、一部の物件に限り、賃料水準が下落に転じていく可能性がありそうだが、満室もしくは高稼働の物件には大きな影響はなさそうだ。
金沢営業所 井澤 啓貴
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