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賃貸オフィス・事務所の記事

高松 - 賃貸不動産市場 2020年12月期

各種移転ニーズから空室消化の動きはあるが解約の埋め戻しに至らず空室率上昇。

高松・松山のオフィスマーケット

シービーアールイー(株)の調査によると、2020年12月期における高松市の空室率は8.7%となり、対前期(2020年9月期)比1.1ポイントの上昇となった。

今期は、人材サービス会社の新規開設や商社の環境改善による移転、また就職支援サービス会社の新規開設、起業支援企業の拡張移転など、前期に比べて空室消化の動きが見受けられた。

それでも空室率の上昇に至っている理由としては、2020年前半に生じた解約区画の多くが解約期間内に埋め戻しに至らないまま、入居日の到来を迎えてしまったことが大きな要因といえる。さらに今期も新たに解約は生じていて、予断を許さない状況といえる。

一方松山市は、解約につながる動きはあまり見受けられず、大型コールセンターの新規開設や医療システム企業の拡張移転など、前向きな動きが散見されている。

新型コロナウイルスの影響が弱まらぬなか、各企業ごとの経営判断により市場がどのような動きを見せていくのか、今後も引き続き目が離せない状況といえる。

関西支社 名越 正幸

相場表

種別 賃料(共益費込み) 需給の動向 空室率
推移
高松中心部大規模ビル 10,500円~13,500円/坪 築浅ビルの空室はわずかに増加傾向で、需要はやや弱含み。今後の空室消化状況によって、賃料水準に影響が生じると考えられる。 やや上昇
高松中心部中小規模ビル 7,500円~9,500円/坪 全体的に需要は緩やかで、賃料水準は横ばい傾向。 横ばい
松山中心部ビル 9,000円~14,000円/坪

全体的に空室は消化傾向にあるものの、一部解約も見受けられる。

やや低下
空室率推移凡例:  上昇 上昇 やや上昇 やや上昇 横ばい 横ばい やや低下 やや低下 低下 低下

※物件検討時の予算の目安です。詳しくはシービーアールイー(株)社員におたずねください。

文中の空室率については、2014年3月期より、データ算出の対象となるオフィスビルを、原則として延床面積1,000坪以上、かつ新耐震基準に準拠した物件に変更しました。

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上記内容は BZ空間誌 2021年春季号 掲載記事 です。本ページへの転載時に一部加筆修正している場合がございます。

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