シニアスペシャリスト
磯部 宗克
シービーアールイー株式会社
インダストリアル営業本部
ロジスティクスバリュエーションサービス
アソシエイトディレクター
三瓶 政人
シービーアールイー株式会社
インダストリアル営業本部
ロジスティクスバリュエーションサービス
物流拠点の効率化を図る新サービス
物流施設の構築は、今や経営上の最重要課題の1つとなっています。即日配送をはじめとするスピード化を実現する拠点構築は、競争優位性を維持する上で重要な戦略です。また、効率的な生産性の高い施設管理は、コスト削減につながる経営戦略となるからです。
その考えの下、当社はこれまで、数多くの企業様に物流拠点をご紹介してまいりました。しかし、なかには拠点選択の要件がまとまらず、意思決定までに時間がかかり、タイミングを逃してしまった、あるいは、庫内オペレーションの改善だけで十分な効率化ができるにもかかわらず、長期にわたって拠点の新設や移転をすべきかを悩んでいる企業様もありました。
こうした企業様にも、より良い拠点運営のサポートをすべく、当社のノウハウを結集して新たに構築したサービス、それが「ロジスティクス バリュエーション サービス(以下LVS)です。
経営面の効果を高めるLVS
LVSでご提供する主なサービス内容は、以下のとおりです。
1.倉庫レイアウト作成
保管量や動線、作業スペースを効率的に配置し、庫内全体のオペレーションを最適化
2.業務プロセス改善
現在のオペレーションのムリ・ムダ・ムラを極小化し、ワーカーの作業の見える化による生産性向上に向けた改善提案
3.拠点構築
自社施設および賃貸物件を含めた、拠点再編のシナリオの作成
4.物流業者選定サポート
サービスレベルの向上目的や、自社オペレーションからアウトソースへ切り替える際の、物流会社の選定要件のRF(I 見積要項)、RFP(提案依頼書)、RFQ(見積依頼書)の作成と選定の実施
5.システムデザイン
ERP(基幹システム)、WMS(入出庫管理システム)、販売システム、購買システム、ECシステムの最適な環境をデザイン
6.省人化
人材不足を補う自動搬送ロボット、RFID(電子タグ)、自動倉庫、マテハンの導入プランの提案
例えば、物流業者選定サポートでは、入庫・出荷・返品・在庫管理などの各業務の「業務要件」、システム連携図や帳票要件などの「IT要件」「KPI」「SLA」における前提条件についてのRFP・RFQを作成し、物流会社がどこまで実現可能な提案書にしているかを顧客視点でサポートしていきます。
これまでの当社の業務領域は、不動産仲介業者として、物件の検討要項がある程度絞り込めた後の拠点選定から、といったケースがほとんどでした。これに対してLVSでは、より企業様の意思決定に直結した、現状把握、問題の可視化、分析、施策立案、計画立案から、プロジェクトの発足支援という、より上流の工程から関わり、最善の解決策を導き出していきます。
つまり、初めに移転ありきという不動産仲介の視点だけでなく、よりスピーディーに経営の意思決定をするためのサービスを提供することで、企業様にとっての物流施設のあるべき姿を具体的にし、かつ最短でプロジェクトを遂行いたします。その上で、もし移転や新設が必要なら、当社には豊富な物件情報がありますから、それを活用していただくことで、意思決定の時間を早め、結果としてコスト削減につなげることが可能になるのです。LVSはこうした物流拠点についてのワンストップのサービスを目指しています。
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