夢洲へのIR誘致
大阪府と大阪市では、統合型リゾート(IR)の夢洲への誘致実現に向けた取り組みを進めています。
IRとは、民間の知恵と工夫を最大限に活かして、ホテルやレストラン、ショッピングモール、エンターテイメント施設、国際会議場・展示場、カジノ等の施設を一体的に設置・運営するものです。IRの立地により、外国人観光客の増加に伴う消費の拡大だけではなく、観光産業をはじめとする幅広い産業への需要拡大が見込まれ、地域経済が大いに活性化するとともに、質の高い雇用が創出されるなど、大きなプラスの波及効果が期待されます。
さらに、国際会議場・展示場などのMICE施設については、世界水準の競争力を備えたMICE拠点を形成することとしており、世界規模の商談や知的交流が行われ、最先端の技術動向等の情報が世界に発信されるなど、ビジネス創出に寄与する人・モノ・情報・技術の交流拠点となります。IRは大阪・関西の持続的な経済成長のエンジンとなるものです。国際競争力の高い世界最高水準の成長型IRを早期に実現することで、大阪の更なる発展につなげていきます。
(協力・画像提供/大阪府・大阪市IR推進局)
新線“なにわ筋線”
なにわ筋線は、(仮称)北梅田駅(2023年春開業予定)と、JR難波駅および南海本線の新今宮駅をつなぎ、JR阪和線、南海本線を介して、大阪市の主要鉄道ターミナルである梅田ターミナル、難波ターミナルおよび天王寺ターミナル、国土軸の結節点となる新大阪駅および関西国際空港と直結する機能を有する新規鉄道路線です。
なにわ筋線により、大阪都心ならびに京阪神圏の各拠点都市と関西国際空港とのアクセス性が強化される等、広域鉄道ネットワークの拡充が図られるとともに、沿線となるうめきた地区、中之島西部地区、難波・湊町地区および新今宮地区へのアクセス性が向上するため、拠点開発の促進が期待されます。整備区間は(仮称)北梅田駅~(仮称)西本町駅~JR難波駅および南海新今宮駅であり、新駅として、(仮称)中之島駅、(仮称)西本町駅、(仮称)南海新難波駅の整備を計画し、2031年の開業を目指して、事業化に向けて取り組んでいます。
(協力/大阪市 都市計画局計画部交通政策課)
リニア中央新幹線
時速500kmで東京と大阪を約1時間で結び、東・名・阪の巨大都市圏の誕生に期待が高まるリニア中央新幹線。現在、国土交通大臣から工事実施計画の認可を受けている品川~名古屋間の工事を進めており、2027年開業を予定しています。その後、連続して大阪への工事に速やかに着手し、全線開業は当初予定していた2045年から最大8年前倒すことを目指しています。名古屋~大阪間のルートおよび駅位置については、JR東海が建設の前に行う環境アセスメントの段階で、地形・地質や環境など制約条件を踏まえ、超電導リニアの特性を最大限発揮できる直線に近いルートを設定します。なお、名古屋・大阪間の環境アセスメントの手続きは、同区間の工事に着手する約4年前に開始する予定です。
(JR東海リニア中央新幹線サイトを参考にCBRE BZ空間編集部が作成〈http://linear-chuo-shinkansen.jr-central.co.jp/〉2018年11月現在)