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大阪市のイノベーション拠点立地促進助成金活用の一例

都市別特集

2018年12月18日

billage OSAKA - ビレッジオオサカ

「ヒト・モノ・カネ・情報」が集まるワークスペース
イノベーションが生まれるプラットフォーム“billage OSAKA”

所在地 大阪市中央区本町4-2-12東芝大阪ビル8F
運営会社 株式会社MJE(本社所在地:大阪市中央区久太郎町4-1-3 大阪センタービル6F)
billage OSAKA

2006年に大阪で設立された株式会社MJEは、サービスやコミュニケーションを通じて世の中を元気にするというビジョンを掲げ、インフラ構築支援等のオフィスソリューション事業を中心に全国展開しています。2018年4月、シェアスペース事業として、ワークスペース“billage OSAKA”をオープンしました。

当施設は、御堂筋沿いで本町駅至近という抜群の立地に、コワーキングスペース・レンタルオフィス・固定デスクとミーティングルーム等で構成されています。コワーキングスペースには100席を用意し、50~100名を収容可能なイベントスペースを併設。レンタルオフィスは専用個室が45室で9割が契約済です。現在約886㎡を使用していますが、ビル内で増床する計画です。

当施設と一般的なシェアオフィス、レンタルオフィスとの違いは、起業、コミュニティ形成、資金調達を支援することを目的としたインキュベーション施設であるということ。起業家やスタートアップ支援に特化したサービスや各種イベント・セミナーを、年間100回開催する予定です。イベント参加者はもちろん、コンセプトに沿った内容なら主催者も無料。資金調達サポートやメンターとの出会い、ピッチ機会の創出など、大阪での起業における課題解決にも貢献します。最近はSNS等で当施設の情報が広まり、東京の企業からのイベント開催の申し込みも増えてきました。

こうした取り組みが評価され、“billage OSAKA”は、大阪市イノベーション拠点立地促進助成制度のベンチャー成長促進事業の認定を受け、社内外における企画推進と実現に大変助けになりました。企業が生まれ、成長することは、大阪の活性化と共に、当社のビジネスの拡大にもつながります。今後もコンテンツ面を充実させた施設運営で、大阪のスタートアップやベンチャーを支援していきたいと考えています。

(取材:2018年10月/株式会社MJE 事業戦略室 室長 柿木原 明良 氏・CP事業部 阪田 大 氏)

Garage Minato - ガレージ ミナト

先進のアイデアを町工場の技術でスピーディに具現化
世界のものづくりの課題解決を目指すイノベーション拠点

所在地 大阪市港区波除1-4-35 成光精密株式会社 2F
運営会社 成光精密株式会社
Garage Minato

成光精密株式会社は、自動車等の試作品用の部品加工や、産業用機械の設計・製作を手がけており、特に高精度が要求される精密部品の製作に自信があります。大阪市はものづくり企業が集積する街ですが、近年は技術者数も事業者数も減少しているという課題があり、活性化したいと考えていたところ、株式会社リバネスの代表取締役CEO丸 幸弘氏と出会いました。研究者集団であるリバネス社との連携により、研究者やベンチャーと、町工場の技術者との出会いと協働の場を設け、世界のものづくりの課題を解決していこうという志のもとに誕生したのが、“Garage Minato”です。

当施設のコンセプトは、「アイデアをすぐカタチに、アイデアと工場をつなぐプラットフォーム」。研究者のアイデアがその場ですぐに具現化されるように、社屋の2階にオープンイノベーションスペースを設置し、1階の工場をものづくり空間として提供しています。顔と顔を合わせることで研究者と技術者の連携を強化し、同時に各専門技術をもつ町工場同士の横のつながりも深め、下請け構造からの脱却を図るのもねらいです。

当施設では毎月イベントを開催しており、大阪市が認定した9人の技能者「大阪テクノマスター」によるセミナー、専門家による学術的な勉強会、さらにはベンチャーピッチの機会を設ける3部構成で、各回80名超の参加者でにぎわっています。試作品をスピーディに商品化することを目指し、スポーツ機器開発プロジェクトをはじめ、現在数件の開発案件が進行中です。

“Garage Minato”は、大阪市イノベーション拠点立地促進助成制度において、オープンイノベーション推進事業に認定されました。今後も自治体との連携を強め、大阪で育まれた高度な精密加工技術と全国のクリエイターが持つアイデアや先端技術との融合により、新規事業創出に貢献したいと思います。

(取材:2018年10月/成光精密株式会社 代表取締役 高満 洋徳 氏)

上記の記事の内容は BZ空間誌 2018年冬季号 掲載記事 掲載当時のものです。

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