弊誌では過去に数回、世界各国のオフィス賃貸借事情について解説してきた。また、物流市場においても、中国の北京や上海、アメリカのニュージャージー州など、世界的にホットな市場について、その時々に取り上げてきた。一般に物流施設の賃貸マーケットは、オフィス等と比較して非常にローカルな側面を有している。日本国内でさえその傾向が顕著であり、これが世界ともなれば、その市場性・商慣習に大きな差異があることは容易に想像が付くだろう。
今回物流マーケット情報では、この世界各国の物流施設賃貸借事情について一挙解説する。シービー・リチャードエリスが有するワールドワイドなネットワークでなければ得られない貴重なマーケットデータを、ぜひご覧いただきたい。また、実際に海外への進出を考えより具体的な情報が必要な方は、現地ジャパンデスク及び弊社東京・大阪のグローバル・コーポレイトサービス本部に、お気軽にご相談いただきたい。
東京
賃貸物流施設 | ||
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階数 | 物流施設の一般的な形状・階層 | 3~5階建、平屋はまれ |
建築費 | 物流施設の建築費相場 | 8~12万円/㎡ |
テナント | 入居テナントの比率、目立つ業種・業態 |
3PL&物流業者:70~80% 荷主:20~30% |
主規模 | 一般的な物流施設の規模(延床面積) | 5,000~10,000㎡ |
最大規模階数 | エリア最大の物流施設の規模(延床面積) | 300,000㎡ |
主要オーナー | 大型物流施設の主要なオーナー | プロロジス、AMB、商社系デベロッパー |
集積地1 : 東京・横浜湾岸部 | ||
相場 | 現地通貨・期間での賃料相場(円/坪/月換算) | 4,000~6,000円/坪 |
集積地2 : 国道16号線沿い | ||
相場 | 現地通貨・期間での賃料相場(円/坪/月換算) | 3,000~4,500円/坪 |
賃貸借契約形態 | ||
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契約期間 | 標準的な契約期間 | 3~5年 |
中途解約 | 契約期間中の中途解約の可否 | 可 |
サブリース | サブリース(転貸)の可否 | 不可 |
預託金 | 保証金・敷金等、契約時の預託金の額 | 賃料の3~6ヵ月分 |
実支払額 | 賃料を100とした時の実際の支払 | 105~110 |
原状回復 | 退去時における原状回復義務 | あり |