主要ストリートの動向がわかる『 路面店舗 賃料相場マップ 』
梅田
7月に「KITTE大阪」、9月に「グラングリーン大阪」の大型商業施設が一部開業。グラングリーン大阪には「パタゴニア」の旗艦店が出店した。茶屋町エリアではロフトが閉店を決める一方で若年層をターゲットとしたファッションや、アニメ・ゲームなどの出店ニーズが増加。路面店の募集区画は限定的なことから賃料相場も緩やかに上昇している。
心斎橋
心斎橋筋商店街の歩行者数は2024年9月にコロナ前の同時期を超えた。訪日外国人の買物需要を取り込み、ラグジュアリーやスポーツブランドなどの売上は好調で、セリーヌ、ニューバランス、ルルレモンと大型路面店舗の開業が相次ぐ。御堂筋に続き心斎橋筋の空室も枯渇する一方、リテーラーの出店意欲は高く、賃料相場は上昇基調にある。
難波
2023年11月にオープンした南海なんば駅前の「なんば広場」では、路面店舗がオープンしたことで路面の人通りが増加し賑わいが生まれている。道頓堀や黒門市場、その周辺は訪日外国人であふれ、その集客を狙った飲食・アミューズメントの出店ニーズも多い。さらに、心斎橋エリアの空室枯渇で難波を検討するリテーラーもみられている。
淀屋橋・本町
御堂筋沿いの人気は高く、自動車や楽器、家具などショールームの新規出店が散見された。淀屋橋駅前では二つの大型再開発が進行中で、ともに万博開催の2025年に竣工予定。大型オフィスの就業人口増から消費回復への期待感が増す。高級ホテルの開業や大型タワーマンション計画は周辺エリアへの出店ニーズにも影響を与えそうだ。
天王寺・阿倍野
大阪第三のターミナル駅で、あべのハルカスや通天閣といった観光客にも人気のエリア。また、大型SCや駅ビル、百貨店が充実しており、近鉄沿線など地元顧客を対象としたサービステナントの出店ニーズが高い。今年は、ロフトがあべのハルカスに移転し、カインズは関西初の都市型店舗出店と、大型テナントの動きがあった。
京都
訪日外国人が増加して賑わいが増し、多様な出店ニーズがみられている。四条通ではラグジュアリーブランドやファッション、スポーツブランドなどが出店を決めた。ラーメン店等外国人観光客に人気の飲食店舗の出店も目立つ。出店場所は周辺エリアへ拡大する傾向にある。町家を活用した観光地への出店ニーズも多いことが理由。
神戸
大丸周辺でラグジュアリーブランドの出店が決まり、周辺の賃料相場は大きく上昇。ただし、三宮センター街を含むエリアは、「ユニクロ神戸三宮店」の開業はあったが空室消化は緩やかで賃料相場に目立った動きはみられない。出店ニーズはラグジュアリーや高級腕時計のほか、ファッションや周辺住民を対象としたショールームなど。

